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私は茸  作者: 青藍
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お友達の日

お友達の日


私は茸だ。

しかし、1人ボッチではない。

ちゃんと仲間もいる。

私と同じ茸だ。

そういうのを『お友達』と言うらしい。

大きな人間の言う、『仲間』とは違うのだろうか。

違いがよくわからない。

妖精さんがいうには『お友達』はお風呂タイプで、『仲間』は熱湯タイプと冷水タイプ

があるらしい。

 ちなみに、私と妖精さんは『親友』らしい。

『親友』ってなにさ?と聞いたら、すべてのはいぱーでらっくすばーじょん、と言っていた。

 ますますわけがわからない。


今日はお友達とお喋りしたのだ。

会話を写すと

「エイヨウ、イッパイ」

「スズシクテ、イイキモチ」

「昨日さ、私の4分の3がかじりとられたんだ」

「エイヨウ、イッパイ」

「スズシクテ、イイキモチ」

とても楽しい。

ただ、みんな「エイヨウ、イッパイ」が口癖なので、5株くらい集まると

「エイヨウ、イッパイ」

「エイヨウ、イッパイ」

「エイヨウ、イッパイ」

「エイヨウ、イッパイ」

「スズシクテ、イイキモチ」

こんなかんじになる。

ちょっと虚しい。

その事を妖精さんに言うと、妖精さんはとっても嬉しそうな顔をする。

意味不明だ。




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