きらびやかな世界
シュレイアの末子視点
王宮の天井は龍族の為に作られており非常に高い
そんな天井からは華美な装飾のシャンデリアが下がっており、天井自体には美しい模様が描かれている
なんて華美な場所なのか、とクリスは酷く驚いた
「相変わらず、派手ね」
「見てみろ彼方の貴族の衣装は。希少な宝石がふんだんにあしらわれている。あの衣装だけで領地5つ分の予算が組めるぞ」
姉と兄の台詞に驚く。そんなにですか
「ところで姉上、お身体の具合は如何ですか?」
王宮に来るのが覚えてないけど二回目の僕の為に苦手な翼竜に乗ったレイン姉上は顔が未だ未だ青白かったけれど、微笑んでくれた
「だらしないわよレイン」
「しかし姉上、私、本当に翼竜苦手なんです…眺めたり触ったりは大丈夫なんですが」
「まあ宮に着いたのだ。黄龍様と八龍様がいらせられるには時間もあるし、水でも飲んでなさい」
兄上が高そうなグラスに注がれた水を渡すのを見ながら、ちょっと振りに見るだろう赤龍様に会えるのを楽しみにしていた
「いい加減視線が鬱陶しいわ」
「シュレイアは珍獣扱いだな」
不躾に見られる事に眉根を寄せる兄上と姉上だが、対してレイン姉上は気にしていない様子だ
「レインは空以外になると肝が据わってるのよ」
「レインは他領で産物の売買交渉したりするぐらいだからな。」
「姉上、空以外は余計ですわ」
「「事実だし」」
普段はしっかりしすぎる位のレイン姉上も長兄長女の前では形無しだ。
項垂れる姉上にクスクス笑えば、僕らが今いるパーティー会場の扉を護っていた人型護衛竜の方々が黄龍様と八龍様の訪れを声高らかに告げた
しかし、ざわめき扉に集まる人の群れと真逆に進む姉上達に首を傾げる
「あら、だって今回はあわよくば赤龍様に見えれば良いという目的ですもの。
態々(ワザワザ)人だかりに埋没しなくても構わないじゃない。」
正論だ。どうせ龍の方々は扉を抜け上座の台座が高くなった場所に立たれるだろう。その時見ること叶うはずだと兄上は仰った
そうこうしてる間に扉は開きざわめきは大きく歓声が聞こえる。
いらっしゃったらしい
久々に更新しました。地震の被害が相当なもののようですが皆さん大丈夫でしょうか