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プロローグ

 ――最強の悪役令嬢は、誰だ。




 その一言が彼女達をここに集めた。


 彼女達……そうこの聖ベルナディオ学園にいる悪役令嬢は一人ではない。 




「いよいよ始まるのね……」




 ぽつり、と。誰に言うでもない言葉をクリスティア・R・ダイヤモンドは呟く。



『大変長らくお待たせしました。それでは只今より』



 解説の声が、円形闘技場『バックヤード』に響き渡る。観客席を埋め尽くす生徒たちに、ステージに立つ16名の悪役令嬢。




 ――ふざけるな、何が悪だ。何が悪役だ。何をもってその四文字を、己が信念として掲げるのか。




 どこからと聞こえるそんな声。だからこそ、今日この日を迎えたのだ。




 ――ならば、決めようじゃないか。




 舞台にはバックヤードを、勝者には婚約破棄する権利を。




 今ここに、宣言しよう。


 共に叫ぼう、今ここで。




『第一回……悪役令嬢バトルロイヤルを開催するっ!!!』

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