表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
私の世界にようこそ  作者: てけと
第二幕『レギュラーの拠点作り』
64/189

休日

途中でミカ視点が混ざります

 ミカとアミも自分の私服を買えたようで、今日は三人とも私服に着替えている。

 奴隷の首輪が少し武骨だが…後々は解放して、普通にメイドとしてうちで雇いたいとは思っている。


 メイド服とペンダントは昨日の夕方に届き、三人とも三日月の紋章が入った、水晶の付いたペンダントを首から下げている。

 昨日渡したらとても喜んでくれたので、それだけでも作った甲斐があったというものだ。

 ゆくゆくは僕の知名度をこの首都で上げていき、僕の庇護下にあるという印にしたいところだ。


 さて今日は休みなので、僕は妻たちとデートである。メイド三名も自由にしていいと言ってある。


 朝ごはんを食べ終わり、六人で馬車に乗る。

 馬車に乗り込む前に一応聞いて行かないといけない。


「僕たちは、中心地で降りてブラブラするけど…三人はどうする?」


 予定では中心地の馬車置き場に馬車を置き、そこから徒歩でフラフラする予定だ。


「私たちは中心地より少し西にある公園で過ごそうかと思っております」


 ミカが答える。公園か~そこでデートもいいよな~


「楽しんでおいで。あとこれは3日分の皆の給料だ。好きなものを買っておいで」


 三人に銀貨3枚ずつ渡す。


「しかし奴隷は店に入れません…」


 ミカは悲しそうに言うが…


「僕の名前を使っていい。銀の冒険者ツバサがご主人様で、その命令だってね。苦情は僕が受け付ける」


 ちゃんと三人には毎日風呂にも入れてるし、服も清潔だ。これで入れないなら、普通の住民は入れないだろう。


 それに三人とも外見は美人さんだ。大丈夫だろう。


「それは…ご主人様にご迷惑を…」

「かけていいよ?ホントはこんな首輪外してあげたいんだけど…まぁ僕にも考えはあるから、気にしないで休みを楽しんでね?」


「お言葉に甘えまして…」

「ご主人様ありがとうございます!」

「ありがとうございます」



 夕方に中心地の王城前で集合にした。

 一応真眼でちょくちょくメイドを見みておこう。さすがに心配だ。

 場所も聞いたのもその為だし、絡まれたらすぐ駆けつけられる位置でデートを楽しむさ。







 中心地に馬車をおいて、メイド三人と別れ、僕たちは特に目的もなく歩く。


「これが王城か…おおきいねー」


 見上げるのに首が痛いほどの大きさの城がそこにあった。


「壮観よね~こんな所で住むとか…気疲れしそう…」

「お城ー!すごい!」


 左右に腕を組んで、三人で歩く。見てるだけでもかなり新鮮で面白い。

 とは言え歩いてるだけではしんどいので…見世物をやってるという、芝居小屋に入る。

 神話の物語を劇でやるようだ。ちょっと楽しみである。


 




 うん…めっちゃ長かった…面白かったけどさ…5時間くらいあったんじゃない?途中お昼休憩もあったよ…


 人種族目線で語られる神話の物語。魔人種族と魔法に対抗すべく魔石を生み出し、獣人族に対抗すべく、剣と補助魔法を駆使する。

 そしてエンディングは、ヒロインが死にかけた主人公に涙して、神に祈りをささげると、天使が降臨し、主人公は一命をとりとめる。そして神に感謝し、幸せに暮らしましたとさ、めでたしめでたし。


 観客は立ち上がり拍手して、シャルとミーシャは涙を流しながら拍手してた。


 ホント可愛いなこの二人…


 ちょくちょく見てたけど、メイドの3名も休日を楽しんでるようだ。

 しかし何やら王城の周りがとても騒がしい…巻き込まれないようにしないとな…

 芝居小屋を出た時はもう夕方前だった…


「うっ‥いい話だったわね…」


 まだ瞳が潤んでるミーシャ


「うん…天使さんが来てくれてよかったよ…」


 それシャルの同族だからね?


「二人が楽しんでくれたのなら良かったよ」


 純粋にそう思う。


 三人で手を絡めるようにして繋ぎ、馬車を取りに戻る。

 とても今幸せな時間だと思うよ…






 僕たちの馬車がない…は?

 自転車感覚でパクられるものなの!?


「ちょっと!?僕の馬車ないんだけど?」


 馬小屋には一応衛兵と小屋の管理人がいたはずだ。衛兵どこ行った?


「すいません!!お兄さんの馬車でしたか…実は人攫いがありまして…」


 真眼で自分の馬車を探す、どこ行った…範囲拡大…もう町を出るところじゃないか…向かう位置だけ見ておこう…さらに拡大…街道を外れて…特定した。


 馬車に印をつけて置いてよかった…


「…ということでして…」


 ん?全然聞いてなかった。


 って次はメイドが絡まれ!?


「シャル、ミーシャ!馬車の手配頼む。メイドを迎えに行ってくる!」

「行ってらっしゃい、あなた」

「がんばってー!ツバサ!」 





~~ミカ視点~~


「奴隷が町の中で何してんだ?」


 そう私たちにいかがわしい目を向けてくる強面の男。


「美人じゃねえか…こんな奴隷首都にいたか?」


 私たちは気持ち悪がられて一度も買われたことはない…つまりそういう事だろう。

 腕がない、足がない、病気だ。そういう部分でしか判断していなかった男どもだ。


 おかげでどれだけ粗末に扱われたか…まあ今となっては、そのおかげで、あのご主人様に綺麗な体のまま買われたので、良しとする。


「誰の奴隷か知らねえけど…躾がなってないよなぁ…攫われても文句ないよなこれ?」


 アミちゃんとナギちゃんは怖がっているが…ご主人様からもらった力があれば一捻りだ…

 しかし怖いのはこの男どもではなく…粗相をして今のご主人様に捨てられることだろう…


 それはとても怖い…できればご主人様が言っていたように、生きている限り傍にいたい…

 彼の為に生きていたい、そして…叶うなら寵愛をいただければどれだけ嬉しい事か…


 三人ともそういう想いだ…しかしこの状況…どうすればご主人様に迷惑がかからないだろうか?


「さっさとこい!」


 4人くらいの男に、アミちゃんとナギちゃんが引っ張られている。


「やめて…」


 ください!と言う前に彼は動いていた…



~~ツバサ視点~~


 バキッ!


 アミとナギを掴んでた男の腕がへし折れる。


「はっ?」


 キョトンとする男達。何をされたかわからなかったのだ。


「僕のメイドに手を出すとは…運がない人たちだなぁ…」


 アミとナギを背中に隠し、男どもに相対する。


「て…てめえぇぇ!!」


 とリーダー格の男だろうか?が僕の胸ぐらを掴む。

 馬鹿なの?そこは殴り掛かれよ?

 胸ぐらを掴んでいる腕を右手で潰す。


 グチャッバキッ


 と肉がつぶれ骨が砕ける音がする。


「ぎゃああぁぁぁ!?」

「うるさいなぁ…黙れよ?」


 と軽く蹴り上げる。


「僕は銀の冒険者、名前はツバサ、このペンダントを付けてるものは僕の庇護下にある。一度は許そう。二度目はない。覚えとけ」


 怯えるように去っていく男達。これでちょっとは宣伝出来ただろう。


「んじゃあ三人とも戻るよ?シャルとミーシャが待ってる」


 と笑顔で語りかける。


「「「ありがとうございました!」」」

「僕のせいでもあるから、気にしないでいいよ」


 さて…僕の馬車は絶対返してもらうからな…明日には地獄を見せてやる…



 メイドを連れて、馬車乗り場に戻る。


「今日は楽しめたかな?」


 ただ歩くのも味気ないので会話しようと…


「はい。私は公園でのんびり散歩していました」

「ミカはお淑やかだもんな~やりたいことがあったら、どんどん挑戦して思うよ?」

「私は、ぬいぐるみを買わせていただきましたー!」


 えへへーと可愛いクマのぬいぐるみを持ってる


「可愛いぬいぐるみだね~いい趣味してるよ」


 アミの頭を撫でてやる。


「自分は食べ歩きを…料理をもっと頑張りたいので…」

「それがナギのやりたい事ならいいけど…たまには息抜きも大事だからね」


 ナギも頭を出してくるので撫でてあげる。


「ズルイです…」


 とミカが羨ましそうにしてるのでミカも撫でてあげる。

 みんな髪がサラサラしてるからちょっと気持ちいいんだよな~


 とメイドの頭をなでなでしながら歩いてると、ミーシャとシャルが乗った馬車が近づいてくる。


「んじゃあ帰ろっか!」


 全員で馬車に乗り込み、家に帰る。

 僕の馬車の位置は、特定してあるから明日取りに行こう…

いつもお読みいただきありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
cont_access.php?citi_cont_id=724269873&s
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ