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私の世界にようこそ  作者: てけと
第二幕『レギュラーの拠点作り』
61/189

首都に到着

旅の様子を詳しく書いていいのですが…

もし、この物語を全部書き終わって、興が乗れば勝手に書きます。

 大体60日ほどかけて、町を巡り、首都周辺まで来ることができた。


 途中の町でクエストをこなし、いろんな種類の魔物を倒していった。なるべく能力操作のスキルで魔物の能力を吸いつつ、戦力を強化していった。

 サーニャは能力付与を嫌がった。別にいらないそうだ…無理強いするのも嫌なのでサーニャだけは能力をあげてない。


 ミーシャとシャルは、身体能力だけならこの世界でトップクラスになっているだろう。

 僕自身の能力操作についてもかなり実験出来た。

 魔物から直接能力を奪うことで、効率よく回収できる、魔物の持ってるスキルも回収できる。その回収したスキル自体も、他者に振ったりすることができるようだ。


 あとは自分の基礎体力以上を上乗せすると、それを下回らない限り、怪我などを負わないようだ。

 つまり僕の体力9999以下にならない限り、僕は怪我を負うことがない。


 そして今のステータスが…


ミカヅキ ツバサ


 人種族♂


 16歳


 体力 45000/9999


 筋力 26000/9999


 魔力 7000/500


スキル ≪能力操作≫≪真眼≫≪麻痺付与≫≪腕力強化≫≪斬撃強化≫≪打撃強化≫≪自爆(使用不可)≫≪酸生成(使用不可)≫≪分裂(使用不可)≫




 ミーシャ


 半魔人種族♀

 19歳

 体力 2500/400


 筋力 1600/120


 魔力 1400/1400


スキル ≪雷魔法強化≫≪火属性強化≫




 シャル

 天人族♀


 体力 3000/120


 筋力 1700/80


 魔力 2400/2400


 スキル≪飛行≫≪光魔法強化≫≪敏捷性上昇≫



 獣人種族♀

 16歳

 体力  720/460


 筋力  650/400


 魔力   10/10


 スキル≪策敵≫≪神獣化(封印)≫



 魔物を倒すことで、基礎ステータスが増えていくみたいだ。僕はもうこれ以上は上がらないのだろう…

 魔力を使って魔物を倒したりすると、魔力量も上がる。サーニャはともかく、僕もまだちゃんとした魔法は使えない。

 魔物専用のスキルは使えないが…人でも使えるスキルを持った魔物もいた。

 結構レアな魔物だったけど…そしてそれなりに強かった。

 別に戦闘狂というわけでもないので…あとはクエストをこなし、お金を稼いで、家を買おうと思う。

 魔物の素材などを売りつつ、現在金貨120枚ほどたまっている。家の価格がわからないから、とにかく溜めた感じだ…

 途中の町で奴隷館に行って、話を聞こうと思ったが…どこも魔人種族の国に旅立っていったそうだ。一応奴隷館がある町もあったが。現在品切れと言われた。



「あれが首都か…」


 真眼越しに、首都の入り口が見える。門自体が馬車を4台ほど横に並べられるほどの大きさだ。高さが10mほどある。

 首都を囲うように、深い谷があり、下に川が流れてるな…

 あまりのスケールのデカさについ呆けてしまう…


「これが首都…すごいわね…」

「おおきー!!」

「お腹空いた」


 サーニャは相変わらずか…


 そうこうしていると、僕たちの乗り合った、商人さんの商隊が首都の門に着く。

 馬車がひっきりなしに出たり入ったりしていて、衛兵の検分をちょっと待つことになった。

 商人さんとは、ここでお別れし、僕たちは横にある小さな門の方に向かう。


 身分証を見せて中に入れてもらう。サーニャは僕の奴隷という事で、ほかの二人は銀の冒険者になっている。

 自衛できるくらい強くなってるので、そろそろいいだろうという事で、あげてもらった。


 真眼で普通に見ても全貌が見えないので、範囲拡大してみると…外壁が15mくらいあり、全長30㎞くらいを六角形に囲んでいる。

 情報は見えないけど…これは普通に迷子になるな…

 と思ってると…


「そこのご一行さん?首都は初めて?」


 グラマーなお姉さんが話しかけてきた。


「案内役とか懐かしいね」とミーシャに笑いかける。

「私にとっては、いい思い出ではないんだけどね…」と苦笑いするミーシャ

「案内お願いいします。代金は?」

「あら…お話が早い。一日銀貨一枚、一件だと銅貨20枚ですわ」


 ふむ…周りの案内役さんもそんな感じだ。ここは払っておこう。


「では一日お願いします」


 と銀貨一枚手渡す。


「確かに…ではどちらに向かいましょうか?」

「まず不動産?家を紹介してくれるところを、後は冒険者ギルドと、宿屋、奴隷館と情報が集まる場所に行きたいですかね」

「あらあら‥なかなか忙しいお方だこと‥では移動用の馬車を借りるのが良いかと…さすがに徒歩だと全部は回れませんわ」


 まあこんだけ広いもんね…


「じゃあ馬車を借りて、回ることにします」

「では、手配してきますね。銀貨2枚になります」


 まあその程度ならいいかと思い、銀貨2枚手渡す。






 案内人が御者する馬車に乗り、まず不動産に到着するが、場所さえわかれば後日行く予定なので、場所を頭の中でメモする。



 次の冒険者ギルドだ、当分は滞在する予定なので、中に入りいろいろ見ておく。


 ほかの村に比べると、3倍ほど大きく、まるで元の世界のドーム型の球場みたいになっていた。食堂、簡易宿、防具屋、武器屋、道具屋があり、訓練所を中心に、ぐるっとドームみたいに配置されている。2階建てで、一階は受付と大きな掲示板がある。二階は訓練場の上に、会議室や応接間、ちょっとした待ち合わせ場所のようになっている。


「全てのスケールがちがうよね…」

「まあ首都だしね…人種族のすべてがここに集約してるのよ」


 クエスト情報を確認する。まさにピンキリだ。詰まった用水路のどぶ攫いとか衛兵の訓練指導とか大陸の中心部に調査に行く調査団員の募集だとか…仕事に困ることはなさそうだな…


 人種族だけでなく、ローブを被った、いかにもな魔人種族や、獣人さんもいた。

 今日は用事はないので、後日落ち着いたらまた来よう。

 ギルドを出て馬車に戻る。つぎは宿だ。


「どの程度の宿をお求めですか?」


 たしかに…これだけ大きいと、いろんな種類の宿あがるよな…


「それほど宿に滞在する予定もないので…一般的な普通のところでいいです」

「かしこまりました。では出発します」




 案内人さんのおすすめの宿で、一泊だけ宿をとっておく。


 首都の奴隷館に到着する。

 奴隷商に情報を聞くためだ。

 さすが首都だけあってかなり大きいテントが張ってあった。中に入ると小太りな男性の奴隷商が迎えてくれる。



「奴隷をお求めですか?お客様」


 下品な笑みを向けて僕を見る奴隷商。


「獣人種狐族のココという名前の奴隷を探している。もしおいてるなら売ってくれ」


 サーニャが後ろで縋るような顔で見ている。


「狐族はいませんね…入手は不可能に近いので…」

「なら何か情報はないか?」

「狐族の奴隷…そういえば…」

「何か知っているのか?」

「この国の最西端のレイルの町で、狐族の奴隷の銅像が祭られているとか…最西端の町は獣人差別のひどい所なはず…なのですが、その狐族の奴隷と人種族の少年をきっかけに町が変わったとか?そういう噂です」

「ほう‥もうちょっと詳しく頼む…」


 と情報料を渡しておく。


「その後はその狐の獣人奴隷と少年は、西に…あそこから西ですと獣人の国に行ったと思われます。ちなみにですが…狐の獣人は、通常の手段で奴隷にできることはありません。なぜなら、あの種族は、常にどこかで権力を握ってることが多いからです。同族を奴隷にしたなんて聞けば、すぐに救い出されるか、違法な場合は叩き潰されるでしょう。ですから…お探しの狐族の奴隷は…その子で間違いないかと…辺境の町は、情報を秘匿しやすいですからね」


 こんなところでしょうか?と話を打ち切る。


「情報感謝する」

「いえいえ…今後もご贔屓に…」


 サーニャはホッとした顔をしてた…ココちゃんが生きてることを知って安心したのだろう。





 その後は情報が集まるところという事で、酒場を案内してもらい。

 時間があるので最後に宿の近くの食事屋を紹介してもらって、お別れした。

 さて…僕は当分はここで拠点作りに没頭するつもりだ。その後のんびり旅をするのが人生の方針だ。



 なので…


「サーニャとはここでお別れしようと思う」

「ええー!?」とシャルが嫌がる。

「まあそうよね…」とミーシャは納得する。

「サーニャはココちゃんを追う方がいいと思うんだ。きっと獣人国の首都、もしくは一度狐族の集落に戻れば、会えるかもしれない」

「ご主人様。それでいいの?私奴隷だよ?」


 戸惑うサーニャ。


「サーニャがどうしたいか、によるけど。もうサーニャは十分働いてくれたし、解放してもいいと思うんだ」


 神獣化は気になるけど…サーニャの気持ちを優先してあげたい。


 契約書を出し、破り捨てる。


 カランッという音と共に、奴隷の首輪が外れる。


「これで君は自由だ。少ないけどこれは今まで働いてくれた報酬だよ」


 そう言って、金貨2枚渡しておく。


「ご主人様…」

「もう君の主人じゃないよ。さてどうする?ココちゃんを追いかける?僕と暮らす?」

「ありがとう。ツバサ。私はココを追いかけるよ」


 決意を込めた目をしたサーニャがそういう。


「こちらこそ。今までありがとう。助かったよ…さて最後にしっかり食べてから、旅立つといいよ!」


 そうして僕らはサーニャのお別れ会をする。


 シャルは泣きながら抱き着いてたが、それをサーニャが慰めてた。







 僕らは宿に戻り、サーニャはそのまま首都を出るという。


 一泊くらい休んでいったら?と言ったけど、居ても立っても居られないらしい、馬も借りず、すごい勢いで走って行った。

 見つかるといいな~そして今度はココちゃんと一緒に僕たちと再会すればいいな。

 なんて思いながら、寂しがったシャルを横に寝かせて、僕も寝る…

 後は家さえ買ってしまえば… 

いつもお読みいただきありがとうございます。

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