管理者ちゃんの幕間
「ねえねえココお母様」
「どうしたのティシー」
天人族の島。割と頻繁に私はこの島に遊びに来る。
ココお母様とツバサさんはこの島に割と入り浸っている。理由はとあるゲームがあるからだ。
お父様はあんまり来てくれない。獣王さんと何やらいがみ合ってるとかで忙しいらしい。
ツバサさんは、私の前任の管理者・・・お母様がこの世界に呼んだ転生者だ。私のお父様とマオお母様も転生者。
そしてこの天人族の島、ディスピアードは天空に浮かぶ空の島。天人族が住む島だ。
詳しくは第一部参照ですね!
「LWの話なんですけどね」
「LWの運営ですもんねティシーは」
「はい。とあるプレイヤーさんが回避を主体に火力全振りなんです。見てて冷や冷やしてしまって・・・強いのはわかるんですけど、掠っただけで死ぬようなあんなプレイは推奨してないんですけど・・・」
「なるほど。確かに自由に振り分けられるステータスですし、職を得ないほうが火力自体は出ると思います。しかし一撃も食らわないとすれば、どれほどの研鑽を積んだのでしょうね。数えきれないほどの死を糧に反復し、攻撃パターンを把握し、それを体に染みつかせる。並大抵ではないですね」
「ですよね・・・」
「しかし・・・。それが彼女にとっては楽しいのでしょう。本人が楽しんでいるなら、止めるべきではないでしょう」
「・・・でも・・・」
「大丈夫ですよ。あの方も馬鹿ではない。安全マージンくらいとってますよ」
「だったらいいのですが・・・ココお母様はあんまりPVEしませんよね」
「ええ。所詮AIですからねぇ・・・数回行ったら大体わかってしまうんですよね」
「ぐぎぎ・・・開発者としてのプライドが・・・!」
「最善を選び続けるAIほどわかりやすいものはありません。もっとランダム性を・・・」
ココお母様からAIについてのご教授を頂き、今後の開発について改善していく。
「それよりも・・・ココお母様は気づいてるのでしょうね・・・ジュンさんがこの世界に来ていることを・・・
あとはあの人をこの世界に降ろせば、ひとまず終わりですね。あの世界に私は干渉できませんし、成るようになるの・・かなぁ・・・
あっ!?そうだ!いい事思いついた!そういえばお母様が・・・うん。そうしよう!そうと決まれば調整と・・・お父さまとツバサさんにも伝えないと!よーし!それじゃあ最後の転生者さんを降ろしちゃいましょう!!」
そうと決まれば善は急げ。きっとお父様もツバサさんも、みんな喜んでくれるよね!!




