家の購入
3話目よろしくお願いいたします。
いつも通り街に戻り魔石とオーク素材をお金に変えエルフたちを宿に送る。
貴族の妾の娘達と合流すると、とうとう銃の勇者がパーティメンを集め終え
この街に向かって出発したという事である。トラブルにならなきゃ良いのだが。
魔法少女はスツポリと白い外套を着ている為、体形が判りにくい。
おなかが出てきている?あれから7か月?勇者にも腹を見る限り妊娠している
降ろす時期をとうに過ぎているという事は解っていた。とりあえずその事に
触れずにいこうと考えている。後3か月間で産まれてからの対応を考えよう。
と剣の勇者は考えていた。
ところが突然おなかがスリムになったのである?魔法使いというのは妊娠
7か月になっても降ろす魔法でも存在しているのか?と、ほっとしていた。
実際には妊娠してから胎盤が形成され赤子が大きくなる基礎ができ10月10日で
産まれるらしいのだが稀に流産時に胎盤が残り7か月程度で産まれるケースが
あるらしい。剣の勇者にそれを知る由はなかった。
子供は天使の輪の空間にいた魔力の本流の中心にいつづけた訳である
魔法少女はあの人そっくりな子さえできてしまえばこっちのものとだけ考えていた。
隠れて産んだはいいのだが?子供が空間から出てこようとしない。
出そうとしても?かたくなにでてこようとしない。
だからといって戦闘中とかこちらが手が離せない時に限って勝手に胸の前にきて
お乳を飲んで帰っていく。
魔法少女は「お乳が出過ぎて下に垂れてる筈なのだが?」と思い服の中を覗いてみる。
背中の方へ筋を作って勝手にホースでもあるかの様に流れ背中へ消えて行く
収納には、時間が止まってる空間があり、その空間にミルクの球体が出来ていた
とりあえずこの子は手間がかからなかった。谷の横を歩いている時など
突然何かが捨てられる。排泄物である。
アーチャーが「何事か」と反応するが何も無かったかのごとく黙っている。
彼女は薄々判っているのだが見逃してくれているのである。
街に戻ると鉄砲の勇者の馬車列が出来ていた。剣の勇者を追っかけて来た
貴族の妾の娘たちは無事妊娠して帰国していた。地位的カーストというのか
銃の勇者が貴族で剣の勇者は男爵である。「気にするなほっとけ」と
バーサーカーに言われホテルへ向かうも、いつものスイートは銃の勇者が
予約をしてお断りが入る。
仕方ないので、街二番目の宿でスイートにチェックインをする。
部屋に入ると上目使いでもうそろそろ家を買いませんと目をキラキラさせてる
魔法使いがいる「お金は私の収納にあるんですよ。私がこのまま嫌になって
逃げたりしたらどうなると思います。」と脅しに近い事を言いはじめる。
全員で話し合った結果とりあえず家を探してみようという結果になった
どうも下調べ済みの様で言われるがままつれていかれると一件の庭付きの
家の前に立っていた
隣の家が家主らしい。魔法使いが「ここで待っててくださいね」と言って
家主をつれてくる家に入り勇者が「これは凄いこういう家に住んでみたい
ものだ」と一言、何も気にせず発したのを聞いた時には隣の部屋のリビング
にはお金を運ぶ台車と三億五千枚の金貨が並べられる。外から銀行の人が入って
来て金貨を数え始めるのである。
「えっ」と言ってリビングに向かおうとした勇者。家主が勇者の肩をがっちり掴み
肩を組んでくる。ウッド杉の説明から彫刻家の名前やら?部屋を貸していた画家が絵を
家賃として置いていった話を始める。今となっては有名な人らしくその絵が
ここにかざってある。話が終わる頃には銀行家は帰った後だった
売り渡し証明と土地の権利書にサインを求められたのでユウトとアルファベット
で記入をした。
はっと気づいたら「いい買い物しましたね」と営業スマイルを残して隣へ
返って行った。
奥の部屋でベビーベットどこに置きましょうかねと首をひねっている魔法少女に
「嵌められた」と感じた勇者は魔法少女に向かいつかつかと詰め寄ろうとする?
しかしシャワー上がりでいい香りをさせたバーサーカー
の胸に顔からダイブしていた?突っ込まされていた?どう考えても頭を
押さえられている。「無理やりつっこまされたよね?」と思いつつも
バーサーカーの色香に負けそのまま三回戦までやりやっと部屋を出た。
「今度こそは説教してやる。」と思った瞬間?何故かアーチャーを押し倒す形の勇者?
床にうつ伏せになってアーチャーに跨っている。そのままアーチャーのいた部屋に
二人は入り3回戦。汗だくで疲れて夕方まで寝てしまった。
魔法使いが「ごはんですよ」と起こしに来た。服を着始めると
凄い汗をかいたらしく魔法使いはシーツをめくって「こんな高級なベットに
こんなに大きな汗あとを作っちゃって。クーリングオフは無理ね」とため息を
ついてリビングに戻って行った。勇者は「やっちまった~」と真っ白に
フリーズしてその場を30分は動けないでいた
3話目よろしくお願いいたします。