魔法使いの妊娠
DV案件です勇者はどうなるのでしょう?
そんなオーク狩りの生活が続いていた。ある日、魔法使いは「私もやっと
妊娠しました」と嬉しそうに剣の勇者に告白に来た。
勇者のパニクリ様ったら酷いもので、この子がいなくなったら収納は?結界は?
金貨一枚が元いた世界で3万円だとして数日で億稼ぐこのシステムの破たんを
勇者は耐えられなかった気がついたら魔法使いの腹をパンチしていた。
足をつたる鮮血「やっちまった~」勇者はうなだれ魔法使いは自分に回復を
かけて走って去った。バーサーカーとアーチャーは冷静に「いつかこうなるかと
思っていたよ。」と、バーサーカーがうなずいていた。流産である。
魔法使いはテントの自室に引き籠り出てこない
勇者が「俺自首してきます。こういう事例って懲役何年ですかね?勇者として
終わりですよね」と言い始めたここには警察は無いのである。明らかに
混乱している。
アーチャーが「あなたは何を言っているんですか?」「彼女は回復で直して
しまっているんですよ。どう罪を立証するんです?」
「そもそも私のいたパーティでは「妊娠したい」と言って結婚を迫ったとたん谷底
に蹴り落とされた子さえいましたから」
「私の知る限り本当に愛されてた女性には町に家を買ってもらってましたね」
「次は今回の様に降ろさせる」「最悪なのはさっきも言った様な事です」
「彼女は愛されてる自信があったんでしょうね。彼女に好きだとか愛してる
とか発言しました?」途切れ途切れにこう発言した。
「貴方が情交も含めビジネスと考えるなら愛しているとか絶対口にしない事です。
それを踏まえて殴った事は悪い事なので謝罪して慰めてきてください」
完全なDV案件なんだが?この世界では何だろう?この許される雰囲気と
思いつつも足取りも重く魔法使いの部屋へ行く天幕をくぐると上目遣いで
涙目の女の子が床に座っています。
突然「勇者さんは私の事キライなんですよね」と言いはじめる
「そんな事はないよ」と返す
「貴族の妾の娘さんたちは子供を産むため情交を迫っても喜んで
ますよね?私はダメなんですよね?あの方達は美しいから仕方ありませんよね」
「そんな事はないよ魔法使いが一番かわいいよ」
魔法使いの顔色が変わる
「私胸が無いですからね」
「いやいや君が最高だよ」
魔法使いの頬が赤身をおびる
こんなリア充の会話を永遠つづけ100回は好きだ愛してると言わされつづけた
散々言わされ続け朝になっていた。
DVの男女にある「DVの後、彼優しくしてくれるんですよ」の最悪の例を
実践している訳だが徹夜明けだというのに魔法使いは元気である
「今日もがんばるぞ~」と一人テンションMAXである
2話目ですよろしくお願いいたします。