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1 記憶と。
はじめまして、OrioNといいます。
現役高校生ならではの視点で、執筆していこうと思っています。
よろしくお願いいたします!
雪は、白いと思っていた。
だから色もなく溶けた時、僕は衝撃を受けたんだ。
冬だった。
都市部だから、滅多に雪は降らない。
ただ凍てつくような寒さが、肌をさすだけだ。
なぜかこんな時期には、どうしようもなく人が恋しくなる性だった僕は、新しくクラスのメンバーになった君のことが、どうしても気になった。
君はいつも、誰に話しかけられても笑って答えていたね。辛そうなその本当の表情を誰にも見られないようにしながら。
全て、思い出となった。今となっては。
1話にして、曖昧ですね。はい。
これからの展開にご期待いただければ幸いです。