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しるし(詩集)

きっとそれは美しいのだろう

作者: さゆみ

アルルの女の「メヌエット」が流れる夕刻

それは取ってつけたようなBGMで

子どもたちに「お家へ帰りましょう」と促す市内放送


フルートでメヌエットを美しく謳いたかったのは昔の話

昼と夜の境目の暮れていく景色

遠くの空を見上げればうっすら漂う雲に光が反射して

それは神秘的な厳かとも言える姿が醸し出されるというのに

夕刻は昔も今も好きじゃない


昼間の喧騒に誤魔化されやっと宥め透かした情たちの渦が

雪崩のように胸にずんずん押し寄せてくる

此処は溜まり場


後悔と嫉妬と絶望と孤独と負の感情に押し潰され囲われる

どうにもできなくて自分を放置するしかない

激しく寂寥感に纏われて私は誰だかわからなくなる


沈みゆく太陽の残像はいつの日も紅く愛しく優しくて

人々に癒しや懐古や感動を与え続けることだろう


きっとそれは美しいのだろう

きっとそれは残酷なのだろう

きっと私は酷く醜いのだろう









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― 新着の感想 ―
[一言] こんにちは! とても胸を打たれたので勝手に返詩書いちゃいました。 夕刻はどうにも切ない……
2013/06/04 12:36 退会済み
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