二人の伝言
先に行かないでって言ったじゃん。
そこで待っててよって言ったじゃん。
君のその「ねぇ早く」の少しだけで僕は瞬ぐにでも追い付けると思ってたんだ。
思えば君はずっとずっと先を
とにかく僕のずっとずっと先を
「おいてくよ」なんて言っても結局いつまでも待っててくれたよね。
君が僕に伝えてくれたその全てを
僕は少しも記憶から溢したりしてないよ。
君の顔、癖、語尾、真意のただ全てを
僕はひとつひとつ噛み砕いてさ。
これは ー君からの伝言。
まだ待ってあげるって言ってたじゃん。
いつまでも一緒だよって言ってたじゃん。
どんな時も私だけ見て歩めってそう言ってくれたらどんなに楽だったか。
追い付くの全力で頑張ったよ?
シぬ気でシぬ気で頑張ったよ?
君が待っててくれる安心感に依存しちゃってたのかもね。
僕の想いはどれくらい君に伝わったかな
その感じだと全然わかってないよね。
僕が君をどんなに愛しても君はさ
後ろを向かず隣にいる僕と生きたいんだっね。
これは ー僕からの伝言。
愛してる。愛してる。どこへ行っても君だけは絶対愛してる。
愛してた。愛してた。「私のことなんて忘れて」なんて無茶だよ。
君の想いは僕に全部全部伝わったよ
君が居なくなっても忘れられないくらいにはさ。
君が生きた証も書き留めも落書きすらも
僕は ー大事に保管するよ。
生前の写真前の結婚指輪も久しぶりに着る喪服も
全然慣れなかったよ、だって
僕が慣れるまで遅いの知ってるでしょ?
僕にとっては君の伝言の全てじゃ
少し、いや全然足りないんだ。
君が生きるべき時間の残りを
僕は大事に伝言するね。
それじゃ…
君へ 「まだ追い付けそうにないや」
歌?的な感じで読んでもろて
ほな、おつです




