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幕間01「リリアのエスペラ様日記」

はじめまして!リリアです♡


私は、ソルレグ王国第3王女エスペラお嬢様の専属侍女をしています。

朝から夜お休みになるまで、お嬢様のお世話をしたり、お料理を作ったりするのが私のお仕事です。


エスペラお嬢様は本当に優しくて素敵な方なんですよ。

でも王国では「無能」って言われてて...そんなの絶対違うのに!


あ、ごめんなさい。つい熱くなっちゃいました。


そして...実は私には秘密の趣味があるんです。


それは、エスペラお嬢様の様子を日記に書くこと!


タイトルは「エスペラ様観察日記」。毎日、お嬢様の素敵なところを記録しているんです♡

朝の笑顔から、夜お休みになるまで、ぜーんぶ書いてます!


この日記、普段は絶対に誰にも見せないんですけど...今回は特別に、皆さんにお見せしちゃいます!

おじいちゃんにも見せたことないんですよ、これ。


今、私たちは東国から王都への旅の途中です。


エスペラお嬢様は王命で東国に友好使節として派遣されていたんですけど、無事にお役目を果たして、今は王都に戻る道中なんです。


最近は桜さんっていうカッコ可愛い侍の女の子も仲間になって、毎日楽しいんですよ。

金髪碧眼で刀を使う東国の守護者なんです。最初見た時は「かっこいい!」って思いました。


今日は、旅の途中のある一日の記録を紹介しますね♡


それでは、私の日記、スタートです!


今日もエスペラお嬢様は素敵だった。


(いつも素敵だけど!)


朝、起きてすぐに「おはよう、リリア」って微笑んでくださるの。


あの笑顔を見ると、私も一日頑張れる!


エスペラお嬢様の髪を整えながら、今日の予定を確認する。


「今日は次の町まで移動ね」


「はい、エスペラお嬢様」


こういう何気ない会話が、大好き。


旅の途中、エスペラお嬢様は馬車の窓から外を眺めていた。


「リリア、あの花は何かしら?」


私も一緒に窓の外を見た。道沿いに、小さな黄色い花が咲いてる。


「えっと...ごめんなさい、私、お花には詳しくなくて...」


でもエスペラお嬢様は「綺麗ね」って嬉しそうに言ってた。

そして優しく微笑んで「いいのよ、リリア。一緒に見てくれてありがとう」って。


こういうところが、エスペラお嬢様の優しさなんだ。


エスペラお嬢様は本当に優しくて、賢くて、美しい。

第3王女として、いつも責任を背負っておられる。


でも時々、寂しそうな顔をされる。


窓の外を見つめるエスペラお嬢様の横顔は、少し悲しそうに見えた。


その時、私は何もできなくて...


だから、せめて側にいて、笑顔にしたいの。それが私にできる、唯一のことだから。


エスペラお嬢様は「無能」って言われてる。


でも私は知ってる。エスペラお嬢様がどれだけ優しくて、どれだけ民のことを考えているか。


「無能」なんかじゃない。


エスペラお嬢様は誰よりも素敵な王女様なんだ。


おじいちゃんのアルフレッドは頼りになる。


「リリアよ、エスペラお嬢様の護衛は任せたぞい」って言われた。


もちろん!私、頑張る!


(でも護衛って、私に何ができるんだろう...まあ、料理で元気づけるのが私の仕事かな!)


おじいちゃんは執事として長年エスペラお嬢様に仕えてきた。私もおじいちゃんみたいに、ずっとエスペラお嬢様の側にいたい。


ウォードさんは真面目で礼儀正しい騎士。エスペラお嬢様への忠誠心も強い。


剣の訓練をしている姿を見ると、「さすが騎士様だなぁ」って思う。


でもちょっと堅すぎるかな?もっとリラックスすればいいのに。


いつか私の料理で、ウォードさんを笑顔にしてみたい。


桜さんが仲間になってから、旅が楽しくなった。


最初は「東国の守護者」って聞いて、ちょっと怖いかなって思った。


厳しい顔で、刀を持ってて。

金髪碧眼で、背筋がピンと伸びてて、すごく凛々しいの。


「守月桜と申します。エスペラお嬢様にお仕えいたします」


初めて会った時、そう言って深々とお辞儀をした桜さん。

その姿は本当にかっこよかった。


でも実際に話してみたら、真面目で優しい女の子だった。


桜さんの口調は古風で丁寧。「我は」「〜でございます」って話すの。

最初聞いた時は「時代劇みたい!」って思っちゃった。


(もちろん、そんなこと言えなかったけど)


最初は距離を感じたけど、今は笑い合って話せることが楽しいの!


エスペラお嬢様は桜さんをすごく大切にしてる。


「桜、あなたは私の大切な仲間よ」って言った時、桜さんの目がキラキラしてた。


私も嬉しかった。だって、桜さんもエスペラお嬢様を守ってくれるから。


エスペラお嬢様と桜さんが話しているのを見ると、なんだか微笑ましい。


まるで姉妹みたい。


私も二人の仲間として、もっと頑張らなきゃ。


私の得意なことは料理!


夕方になって、私は森で採れた野菜でスープを作った。

玉ねぎと人参、それにハーブを少し。おじいちゃんが教えてくれたレシピなんだ。


コトコト煮込んでいると、いい匂いがしてきて、エスペラお嬢様が「いい香りね、リリア」って言ってくださった。


「はい!もうすぐできますよ」


夕食の時、エスペラお嬢様が一口食べて「美味しいわ、リリア」って言ってくださった。


桜さんも「リリア殿の料理は絶品でございます」って。


二人の笑顔が見られて、私も幸せ。

ウォードさんも「ああ、美味い」って言いながら食べてくれた。

おじいちゃんは「リリアも成長したのう」って嬉しそうに笑ってた。


私にできることは限られてる。

ウォードさんみたいに剣で戦えないし、おじいちゃんみたいに色々な知識もない。


でも、料理で元気づけることはできる。笑顔にすることはできる。


みんなが美味しそうに食べてくれる姿を見ると、「ああ、これが私の役割なんだ」って思う。


それが私の、一番大切な仕事。


王都まではまだ遠い。でも、この旅が楽しくて仕方ない。


エスペラお嬢様の側にいられて、桜さんとも友達になれて、おじいちゃんやウォードさんとも一緒に旅ができて。


私、幸せだなぁ。


明日も頑張ろう!


エスペラお嬢様の笑顔を守るために。そして、みんなと一緒に、王都を目指すために。


ということで、今日の日記はここまでです♡


いかがでしたか?エスペラお嬢様の素敵さ、少しでも伝わったでしょうか?


桜さんのかっこ可愛さも、分かっていただけたら嬉しいです!


また機会があったら、エスペラお嬢様や桜さんのこと、もっとお話しさせてくださいね!


旅の途中で色々なことが起きるので、きっとまた面白い話ができると思います。


それでは、また!


リリアでした♡

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