94話 番外編 バラ色の未来 08 ラビアンローズ
私は今…空を飛んでいる、ほうきで…女の子の憧れの魔女っ子だよ!
トラスの町の外側にある、森の中にダンジョンはあるそうだ。
森の上、ダンジョン手前で地上に降りた。良し誰にも見られてない。
此処からまだ、ダンジョン迄は距離があるが、私には、浮遊ダッシュがあるんだよね「ちちんぷいぷい」速い速い…ん?なんか鶏みたいな…ま、いっか!
ダンジョン入口には、入出管理のギルド出張所があるらしい、その手前の森の中で待ち合わせだ。
いたいた、「お待たせしました」
「おう、来たな」
皆んな、昨日とは違って、冒険者ぽい出立ちだ。
「よろしくお願いします」
「ああ」
「楓ちゃん、此れを被って」
サリーさんが、フードの付いた上着を私によこした。
「今日の予定を話しておこう」
このトラスダンジョンは、30階層迄しかまだ、攻略されてないそうだ。
今日はその30階層迄行くそうだ。
明日からが本番で、30階層迄は、私はなにもしないように言われた。
冒険者達がいるからだと言う、ドレンチさんとメイビさんは、昔、同じパーティで冒険者をしていて、30階層迄辿り着いた、唯一のパーティだそうだ。
もしかして、凄い人達なのかも…何日ダンジョン内にいるのだろうか?私なにも準備してないけど。
「ダンジョン内には、何日いる予定ですか?」
「決めてはいないが、出来るだけ長くいようと思ってる」
「私、食糧も何も、用意してないですけど」
「大丈夫よ、このマジックバックに全部入っているから」
おう!もしかして、幾らでも入るバックかぁ…私も欲しいな。
…?
「皆さん、そんなに長く、仕事を休んで大丈夫なんですか?」
「ハハ大丈夫だ、辞めて来たからハハ」
「ハハそうなんですかって!」
「大冒険の予感がするからな!」
大冒険って、私の特訓じゃあ?
私の事が国に知れるのも、時間の問題だから、此処である程度特訓したら、違うダンジョンに向かうそうだ。
「と言うことで、パーティ名をよろしくな!」
パーティ名?私達は既にパーティなのか?
「では、ラビアンローズで」
そう、薔薇色の人生だ!
「わかった、じゃあ入場届を出してくる」
ドレンチさんが受付へ、私はステイタスカードを出さないように言われた、そうだよね。
保々、ドレンチさんの顔パスで、let's ダンジョン!
「で、さっきから、気になっていたんだが、そのほうきは…?」
「…掃除用です」
「そうか…ほうきだからな」
「良し、じゃあ行こう」
なんか、テーマパークのアトラクションみたいで、わくわくする!
あっあれは、スライム?…私が思ってたのと大分違うよ!
液体状の中に顔が…怖いよ!
ドレンチさんが簡単に剣で倒した。ドレンチさんは剣士だったんだね。
10階層迄は、普通の動物が、魔物になった様な奴ばかりだった。
ダンジョンぽいのは、最初のスライムだけだよ。
他の冒険者達にも、何度か合ったが、皆んなメンバーに、びっくりしてたよ、ハハ。
20階層からは、罠が多く仕掛けられていると、地図を見ながら、メイビが全て防御結界で防いでいく…カンニングしてる気分だよ!
25階層に来た時「ぴよぴよ…ぴよぴよ…」ひよこ?
なっなんだあれは…そう言えば森で走ってる時に、すれ違ったかも…。
此れはなかなか、苦戦していたけど、3人のコンビネーションで、危なげなく倒していた。
とうとう30階層…あれはゴブリン?ダンジョンぽくなって来たけど、ゴブリンって雑魚キャラじゃあ…3人大分苦戦している…あっ危ない!「ちちんぷいぷい」
射ってしまったよ、どんどん増えていたからね、此処でやられては訓練ができないもんね。
「助かった」「ありがとう」「流石ね」
「それにしても一撃で…」
「良し31階層に行って、特訓開始だ」
「そうそう、31階層は全部、楓に任せるからな」
そうだね、私の特訓なのだから。
いるいる、沢山…あれはゴブリンキングって奴かな「ちちんぷいぷい」…。
「楓 凄いな、その、ちちんぷいぷいってのは?」
「ハハ魔法の発動に、どうしても必要なの」
「そっか、俺も今度試してみるか」
私達は適当な洞穴を見つけ、入口にメイビが、防御結界を張り、今日はお休みだ。
明日からは、防御結界から習う事になった。




