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92話 番外編 バラ色の未来 06 大丈夫だよ、たぶん。

 

「がやがやがや…」「ほらそこどいて」


「なんだよ もう帰って来たのかギルマス」


「少女を誘拐したんだって」「ははは…」


「このお嬢ちゃんかい?」


「うるさいぞ!さっさと仕事に行け!」


「へ~い」


 皆んなから慕われているんだね。


「楓ちゃん 此処に手を入れて」


 此れは 静脈認証機?水晶とかじゃないのか?ま、いっか。


「どうだ?」


「…」


 サリーさんが固まってるけど?


「えっと…」


 楓 10才 人族 冒険者ランク Sover スキル:未知数 


 獲得魔法:火魔法  レベル 500

     :水魔法  レベル 120

     :風魔法  レベル 300

     :狙撃   レベル 100

     :浮遊   レベル 480

     :※※※※ レベル  -


「ちょっと貸してみろ…なんじゃこりゃ!」


「ドレンチどうした 俺にも見せてくれ…。」


「なんじゃこりゃ!」


 なんじゃこりゃ!が流行ってるのかな?


「どうでしたか?」


「…ご、ごめんなさいね こんなの初めて見たから…」


「これが貴女のステイタスカードになるわ」


 ステイタスカード?…ランクSover?


「ランクSoverって どのぐらいの位置ですか?」


「がやがやがや…」「がやがやがや…」


「此処では…マスター室に行こう」


【ギルマス室】


「さあ、座ってくれ…サリーお茶を入れてくれるか」


「あっごめんなさい」


「先ずはパイロン君は知っているのか?」


「…なにをですか?」


「君もそのう…魔法は使えるのか?」


「いえ 私は使えません」


「そうか…。」


「先ず冒険者のレベルだが 上からS.A.B.C.D.E.Fになっている」


「楓は 一番上のSランク それもoverだ」


「それって凄いことなんですか?」


「凄いってもんじゃないわよ!」


「サリー…落ち着きなさい」


「このトラスギルドの最高位がBランクだ」


「王族近衛師団の隊長クラスでAランクだ」


「じゃあ、Soverだと…」


「人の域を遥かに超えている…」


「信じがたいが…」


「困った…楓はまだ10才だったか…」


「本来Aランクを超えた者は王家に報告する事になっている」


「ただ Sとなると…楓を争って国同士の争いになりかねない」


「ロイゾン国にしたってそんな戦力が自国に有ると知れば…よかなる事を考える輩も現れよう」


「楓 悪いが裏の訓練場で魔法をなにか見せてくれぬか」


「構いませんが」


 私達5人は人払いされた訓練場に。


 私は覚えたばかりの弓でマトを射抜いた。


「今のは…炎の弓矢か なにもない所から…」


「わかった ありがとう 楓の実力は本物だ」


「パイロンは何処から来たんだ」


「ナデシナ村です」


「そうかナデシナ村か」


「いつ帰るんだ」


「今日にはトラスを発ちますが」


「なるべく目立たぬよう帰ってくれ」


「後日 此方から話をしに行くので少し時間をくれ」


 なんかとんでもない事に…ま、いっか。それよりほうき ほうき!


「楓 やっぱお前は凄い魔法師だったんだな」


「そうなのかな?」


「楓」


「なに?」


「目立たないよう帰れって」


「誰も空飛ぶほうきなんて見間違いと思うよ」


「そ、そうだな」


「落ちないよな」


「どうだろ?」


「…。」


「大丈夫だよ!たぶん!」



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