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89話 番外編 バラ色の未来 03 お世話になる

 

 今日は朝からパミと ちちんぷいぷいの練習だ。


「ううー…点いた!…はあーもうダメェー」


 パミは指に4、5回火を点けると どっと疲れる様だ。


「もう限界、かえでちゃんは凄いね」


「パミー!」「はーい、ママを手伝ってくるね かえでちゃんは続けてて」


「うん、いいの?」「大丈夫 大丈夫」


 私は別に何も感じないのだが、パミは早々に切り上げパミヤのお手伝いに…私はひとり ちちんぷいぷいの特訓だ。


 こんな経験出来ないからね。


 先ずは人差し指に火を点ける、続いて中指…おう、火が2つになった。


「集中 集中…」


 続けて 薬指、小指、親指と…両の手に火を点ける、どこぞの手品師だな、ふふ。


「おーい帰ったぞう」パイロンだ。


「パパお帰り!見て見て」「なっ!パミ!」


「かえでに教わったの凄いでしょ」


「す凄いな…楓は魔法師だったのか」


 …いやいや違うよね?そうなのか?


「かえで…、残念だがお前の事を知る者も親御さんも見つからなかった…」


 そうだよね、いたらびっくりだよ。


「パイロンさん、ありがとうございます」


「見つかるまで此処で暮らして良いからな」


「ありがとうございます」


「これはかえでの取り分だ」


 パイロンが小袋を渡してきた、中には金貨1枚、銀貨6枚、銅貨8枚が入っていた。


 あの猪は金貨3枚、銀貨3枚、銅貨6枚で、売れたのだと、私はこの世界の貨幣の価値がわからない。


「えーっと…」「あはは いいかこれが青銅化で2枚でパンが一つ買える…」


 パイロンに教わったところ、金貨1枚10万円、銀貨1枚1万円、銅貨1枚千円、青銅貨1枚百円って感じだった。猪一匹、36万6千円也。


 それにしても折半は貰いすぎだ。


「パイロンさん、半分も私は貰えません、解体も町まで売りに行くのもパイロンさんなんですから」


「かえでがいなければ猪を仕留める事は無かった。俺の方が半分も取ってしまい申し訳なく感じている」


 どこまでも良い人のようだ。


「ありがとうございます。では これを」


 私は袋の中から金貨を1枚渡した。


「これは私の生活費として受け取ってください」


「そ そうか わかった 悪いな」


 猪の罠には暫く近づかない事にして、月に1匹を目標に狩っていく事にした。警戒されたら終わりだからね。


「そうか、人のニオイが残っていてもダメなのか なるほどな」


 こうして私は今暫く、この親子にお世話になる事になった。



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