85話 終話 神薙英機と言う男
白銀の世界、宇宙を見やる少女がいた 。
彼女が見つめているのは地球、そう彼女マロンが創造した星だった。
マロンが創造した星は三つ 、どの星にも生命が誕生した。
だが地球だけは異質だった。
人類が誕生し高度な文明を築いては滅びていく…。
幾度となく繰り返される誕生と滅亡。
今回の人類も滅びるだろうと思っていた、そうそれは決定事項の様に。
だが、今観ている人類は何かが違った。
マロンが持たざるもの、泣いて笑って怒って泣いて、騙し騙され信じて騙され…。
わからなかった、なにが悲しいのか、なにが可笑しいのか。
マロンは知りたかった。
人という生き物を、笑ったり泣いたりする感情を。
マロンは、地球に生まれる事を切望していた。
其の先に、自身がどうなるかも、わからないまま…。
神界から神が消えた。
神が神自身のチカラによって。
人に生まれたのだ…。
****
「うっ眩しい…」此処は…、そっか わしは…。
戦争はどうなった!
日本は…。
小梅…、すまぬ…。
わしは 只々見守った、わしが残した愛しい家族を…。
わしの話しはこれで終わりじゃ、聞いてくれて ありがとう。
それじゃ。
…
神界は賑やかになった。
わしの家族と共に 弟子達と共に。
わしはマロンこの世界の創造主、もうぼっちじゃ無くなった。
「あらあら、こんな所で」
「皆んな呼んでるにゃん」
「早くいこー」
「兎達も楽しみにしてますわ」
「小夏!早く早く」
「おう!」
神薙英機…わしに家族をくれた男
終わり
ご愛読いただきありがとうございました
引き続き番外編も読んで頂ければうれしいです
小梅【うめ】の母 小梅の二人の姉の話を予定しています
…評価、感想も頂けたら嬉しいです…。




