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72話 軍国ドラードの終焉

 

幹部定例会議


「既にご承知の通り 先日元サテライトの王族30名民10万人が元の地に戻りました マロン教国では この地に居たくない者は元の地に返しますので」


「小梅様戻った者がいずれマロン教国の事を話したりはしないでしょうか」


「大丈夫です 全員この国での記憶は消してあります 勿論ステータスカードも回収済みです」


「サテライト大国の現状は知ってますか」


「サテライト大国は既にドラード帝国によって壊滅しています」


 ざわざわざわ「また助けに…」


「二度とあの者達には関わりません」


 生活用品と食料として魔物の肉は置いてきた…通貨と装飾品も嫌味で置いてきたよ


「エルフの血を生かして暮らして行ってくれればと思います」


「半蔵ドラードの動きは把握してますか」


「はっサテライト襲撃の後ドラードに戻り 再び襲撃の準備をしている模様です」


「そうですか 次の襲撃地はエントールでしょうね」


「はっ其のように思われます」


 ざわざわざわ


「暫くの間 漁は中止し小梅タウンは結界で覆います」


「エントールの民はどうするのですか?」


「…?エントールの民は わたしの民では ありませんよ」


「失礼しました」


「…助けを求める者が居た時は都度考えます この先わたしから手を差し伸べる事はありません 柵周辺の警戒を怠らないようお願いします」「はい」


 ****


「人間って良くわからないな」「どうした」


「ドラードは他国を襲撃して生き延びようとしてるんだよね」


「そうじゃな」


「人から奪い…でもドラードの人は結束して襲撃している?」


「あらあら また難しい話しを」


「めんどくさい生き物」


「考えるだけ無駄にゃん人は愚かにゃん」


「奪う所が無くなったら…」


「其の時はドラードの者達で奪い合うのじゃろな」


 永遠に奪い合いだね…


 わたしも人間…?だよね…?


 ****


「小梅様」「どうしました半蔵」


「ドラード船30隻がエントールに向かっているようです」


 そんなに有ったのか「人数は?」「およそ3千人」


 …たった3千人で襲撃?


「エントールの民は60万弱よね」「はっ」


「ドラードに勝算はあるのかしら」


「はっエントールの戦力は今は兵士が500人ほどかと」


 それしか居ないのか…あっうちで吹っ飛ばしたりしてるからね


「じゃあエントールに勝ち目は無いわね」


「はっそうかと」


「わかったわ うちは静観しましょう」「はっ」


 それから1週間後ドラードの襲撃が始まった


 襲撃から2週間余り


「小梅様」「どうしたの半蔵」


「小梅タウンの沖合にドラードの船が」


「わかりました行きましょう」


 わたしは鬼平 半蔵 シャーゼにリーゼ を伴い港の塀の上に


「30隻全部いるわね」


「小梅あそこに縛られているのは」


「ゲッヒンね」


「ドラードの人間が何か(わめ)いてるわね」


「そうね聞こえないけど」


 あっ「ゲッヒンが海に捨てられましたね」


「捨てられたね」


「船団が方向を変えましたね」


「変えたね」「砲撃準備!」


「はっ既に出来ております」


 わたしは 生き物探索 でドラード船の船内を…当然囚われているよね


 エントールの者と思われる 女、子供を エントールの都に転移した


「30隻全て沈めなさい!」


「はっ撃て!」ドン!ドン!ドン!ドン!…


 …ドン!「終わったわね 帰りましょう」「はい」


 ****


「ただいまー」「おっかー」「お帰りなさい」


「早かったな」「おかえりにゃん」


「大砲の音がしてたな おら わくわくしたぞ」


「シュンシュンシュンシュン」


 …そこには髪を逆撫でて金色に輝く小夏が居た…


「小夏」「なんじゃ」「かめはめ◯撃てる?」


「撃てるぞ」「ドラード大陸に撃って来てくれる」


「おら 行ってくるー」


 金色に輝く小夏は 流星の如く飛び去って行った…


「あらあら おらおらねえ」


「いいないいな」


「猫もわくわくするにゃん」



 ドラード大陸は崩壊したな



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