表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
73/190

71話 願わくば

 

「小梅準備出来たぞ!」


「はーい 今行くー!」


 今日は縁側で 海鮮の炭火焼きだ!


 さざえもどきに…ハマグリもどき…やったー!


 伊勢海老もどきまで こうなるとシュワシュワが飲みたくなるよね


 流石にシュワシュワを日本のレベルで作るには まだまだ時間が掛かるだろう


 なので日本製だ 良いのだー!


 新しく出来た小梅タウンはダンジョンと同じくプラムの管轄だ


 ユーリとサキには苦労を強いる事になるが 重要な拠点なので仕方ない


 今日はサルハンが奥さんと義娘を ガハハがナムジを連れてやって来る


 子供達には悪いが お留守番だ


「小梅様 妻のヴァイオレットと義娘のクレアです」


「小梅様今日は御招きありがとうございます 小梅の家に家まで用意頂いて…、…、」


「…?初めまして 小梅です此れから仲良くしてくださいね」


「私共こそ宜しくお願いします…」


「…何かございましたか?」


「…いえいえ 余りの快適さに…」


「ガハハハハ神よわしもナムジもそうじゃったがトイレに喋る風呂 コンロにコーヒー青天の霹靂(へきれき)とはこの様な事なのだと知りましたわガハハハハ」


「ハハハハ海にこの様な美味しい食べ物があるとわハハハハ」


 そうだった こっちの世界ではあり得ない物ばかりなのだ


 どうしよう『神様』『なんじゃ』


『子供達に誓約書は使いたくないんだよ』


『アルとサミュエル達の事か?』『そう』


『あ奴らなら大丈夫だ』『…?』


『おぬしに恋焦がれて居るからな』


 な なんですと⁉


『どうすればおぬしの側近に慣れるか そればかり考えておるでな』


 あの歳で…


『心配ならおぬしから…ひ・み・つ とでも言っとけば死んでも話さんじゃろ』


 ゲッ!そんな事わたしには…無理無理


「ヴァイオレット クレア ナムジ…此処小梅の家の中の事は 一切他言無用です 子供達にも わたしがそう伝える様言っていたと」


「勿論ですわ 此処の事を話してなるものですか 何なら子供達の舌を今のうちに…」


 ヴァイオレット…違う意味で ヤバい奴だった


「舌を…必要はありません 子供達には わたしがあなた達の未来に期待していると伝えて下さい」


「わかりました」


「クレアはシュワシュワを飲んでないの?」


「…私には少し苦い様で…」


「でわ 此方を」


「…お美味しい 小梅様是非またお呼びくださいね」


「勿論です」


 クレアにはグレープフルーツ酎ハイを渡した


「小梅様この様な席で申し訳ないのですが…」


「何?」


「私共の身内に20人ほど 王族が仕事など出来るかと言う馬鹿たれ共が居りまして…なんとも情け無い話なのですが」


「そう」「公開処刑も見て居ったのですが…」


「わかりました 此方で対処しましょう 明日昼に集めて置いて下さい」


「わかりました」


「鬼平」「はっ」「明日は手出ししなくて良いですから」


「はっ」「半蔵」「はっ」「御庭番を集めて置いて」「承知」


翌昼王宮謁見の間


「王よ 何の要件ですか」


「其方らは マロン教国の教えに 従わないのじゃな」


「我々は王族ですぞ!」


「半蔵」「バタバタバタ」


「サルハンこれで全員ですか」「はい」


「この者達と親しい者も居るのでは?」


「はい」「失礼します」30人位いるね


「2度と会う事は出来ないと思いますが 離れたくなければ 一緒に連れて行って差し上げますが」


「小梅様 ありがとうございます」


「10人ほどが名乗り出た」


「プライドだけでは生きていけませんよ」


「はい 私共はこの馬鹿と一緒に死ぬ覚悟です」


「…そうですか 半蔵お連れして」「はっ」


 サテライトの王族30人が 既に魔物しかいない 元サテライト帝国に降り立った


「サラハン」「はい」


「貴方にサテライトの王としての最後の仕事を命じます」「はっ」


「サテライトの地に戻りたいと言う者を集めて下さい」「はっ」


 ****


「神様」


「なんじゃ」


「結局サテライトの民10万人が元の地に帰ったよ」


「そっか」


「わたしのした事は余計な事だったのかな」


「それは違うな 自分が窮地に立たされてる事さえ認識できぬ愚か者達じゃよ 其の10万人は塀に守られていた事さえ理解してなかったんじゃろな」


「あの地で生きて行けるんだろうか」


「それはおぬしも既にわかっておるじゃろ」


「うん」


 サテライト大国は既に軍国元ドラード帝国の襲撃により


 壊滅していた残った物は魔物の森と残骸だけだ…


 もうあの者たちは 私の手から離れた


  願わくば エルフの血を活かして暮らして行って欲しい



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ