61話 なんじゃコリャ
今日も朝からうちの妹達はブラウン管テレビに釘付けだよ
…黒いハット帽に赤いシャツ おいおい唾を髪に付けるんじゃない
なんじゃコリャ!それは刑事の方だよ!
ズボンを履け!
「おはよう みんな」「おはよう あんたいい匂いがするよ」
「あらあら おはよう」「おっはー」
「なんにゃんにゃこりゃ おはようにゃ」
「イェーイ! イェーイ!」 朝から元気いいなお前達!
「みんなダンジョンの方はどう?」
ダンジョンの事は妹達に丸投げだ 神物になった元魔物達が死なないように
クローンを作って別室ゲームのコントローラーで操作する事になった
倒された時は魔石ならぬ神石を落としてもらう
でその場から消える 此の神石の量と質でランキングして 上位者に賞品を出す予定だ
それにしてもゴブリンさえぴよぴよ より強いのだから 神球の人では倒せそうに無い…
やられ役の設定も必要だろう
落とし穴に 狭まる部屋 飛んでくる槍に転がる大石定番中の定番だよね
問題は宝箱だ 財宝ザックザックではわたしの目論見に反する
しかし何も無いのは…
「武器で良いんじゃないかのう 神の加護でも付与した物なら喜ぶじゃろ」
なるほど それで行こう 流石神様!
管理者のディランには御庭番の女の子2人を付け ダンジョン入口横に建てた小屋で入場管理をして貰う
ディランと鬼平には 神物と冒険者のlv.と位置がわかるタブレットを渡してある lv.以上の階層には行けないようにした
無駄死にさせては気分が良くないものね
神物達から倒した人族は食…怖いよ!
まぁそうだよね でも駄目 何故ならダンジョン横に墓地を作り後の者達の戒めにするのだ
…宿屋だって そんなもんは無い 商売じゃ無いんだから…でも神石と交換と言う手もあるのか ま 必要に応じてだね
そうそうディランにはゲッヒンの手配書を渡しておいた この顔にピンと来たら 有無を言わせず桜の伊吹で吹き飛ばせ!と
あれこれしているうちにダンジョン公開日なった
「神様神様」
「なんじゃ」
「誰も来ないね」
「来ないな」
「ぴよぴよを倒せる冒険者って神球にいるのかな?」
「…居ないな」
無理じゃね!
こうしてダンジョンはマロン教国専用の鍛錬場になった
神物達には 戦意喪失した者 逃げるものは追わないように指示を出した
意外にも神物達の間では やられ役が人気らしい…
原因は…「なんじゃコリャ」お前か!




