55話 蜘蛛の糸
「ギーガシャン!」
「次!」うーむアイスピックによる…「お前は針山地獄だ」
「次!」「閻魔様!」「なんだ忙しいのがわからんのか!」
「は しかし天国の神から電話です」
「うーん…なんだ神わしは忙しいんだが…」
「神薙うめ…こっちには来ておらん 要件はそれだけか それじゃな!」
「閻魔様 神は何と?」
「うーん 行方不明じゃと…以前にも何度かそんな事を言っておったな 全く天国は何をしてるんじゃ」
…
…
…
「ううーん…夢?」
「今日の朝食は甘くて美味しいホットドックだ…食べろ 早く早く」
「…怪しい 小夏後ろに」
「ん なんじゃ」小夏のホットドックと取り替えた ⩌
「あ 気のせいだった」「そっか 早く早く」
「小夏は食べないの?」「そっかじゃあいただきまーす!」
「ぎゃー!舌が舌がピリピリする!」「…。」
「小夏」
「ななんんじゃああ」
舌を引っ張りながらよく喋れるな
「天国とか地獄ってあるの?」
「あるな 地球には」
「地球には…神球には無いの」
「無いな そもそも地球人が創造した物だからな 神球の人類にはそう言った創造力が無かったからな」
なるほど…嘘をつくと閻魔様に舌を抜かれるぞ小夏!
執務室
「シャーゼ リーゼ 死んだ後はどうなるの?」
「…我々エルフは昔から死後は土に帰り自然と化すと言われてます」
そうか其の通りだと以前は私も思って居たんだけど…
会議室
「此れより幹部定例会議を始める…どうぞ」はいはい
「今日はみなさんに死後の世界のお話をします」
「死後の世界?」「小梅様死んだ後に世界があると?」
「はい あります 想像してみてください 暖かい日差しに綺麗な街 聞こえるのは川のせせらぎ ふかふかの布団で昼寝するあなたを…其処が天国です」
「…想像したマロン教国だ」
「違います 此処は天国ではありません」
「死んだ後も小梅様の側に居られるの?」
「…それも違います そこにわたしは居ません」
…わたしが行くとしたら地獄だ
「そんな世界があるなんて」
「但し其処に行けるのは善良な者だけです 悪行を働いた者は地獄に行きます」
「小梅様 地獄とはどう言う所なのですか?」
「地獄とは閻魔様が犯した罪に対して償いを決めます 償いと言っても永遠に終わる事のない罰が与えられます」
「罰はどう言った物なのですか?」
「鬼と言う角が映えた化け物に四肢をもぎ取られたり 針の山を永遠に歩かされたりします」
「ま マジかよ」「マジです 永遠に終わらない苦痛が与えられます」
「イメージした…行きたくない」
デクはイメージ出来る良い子ね
「天国にはマロン様がいるの?」
「マロン様は居ません マロン様は更なる高みの存在です」
「マロン教国でわ天国と地獄を説いて行きます 宜しいですか」
「はい」
この日を堺にマロン教の教典に天国と地獄の書が記述された
…まだ書には程遠いけどね
****
「小夏」
「なんじゃ」
「神球に天国と地獄を作ることにした」
「そっか」
この結果が良くなるかはわからないけど…? わたしが作った事になるのかな?
わたしが地獄に行った時の為にお目溢しとして
蜘蛛の糸を追記しといた方が良いかも…




