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54話 人と何か

 

 小梅の家の雪はもうすっかり解けたがまだまだ冬は寒い…


「ピボーンピポーン」「…」


「ピポーンピポーン」「…」


「ピポーンピポーン」


「…誰か来てるわね」


「いってらー」「ゔっ…」


「はーい」カチャ「なんで早く出てきてくれないのよ!」


「ごめんごめん 譲れない闘いがあって」


 反応するとこたつから出る事になるからね


「いいから すぐ来て」


 わたしわ引き摺られて詰所に連れられて来られた


 なんでも塩作り隊の話に寄ると沖合に一隻の船が止まっているとの事


「幹部達はもう皆んな行ったわ!私達も早く行きましょう」


 わたしは引き摺られて海へ!


「暖かーい!海だー!わーい!」~\(≧▽≦)/~


「小梅テンション高いな!じゃあ俺も わーい!」ボコッ!


「デク!はしゃいでる場合じゃないでしょ!…小梅もよ」


「はい すみません ⩌ 」


 どれどれあれかー遠くてよく見えないな わたしは望遠鏡を取り出した…あの旗は何処かで…


 ドラード帝国の旗だ…大砲?


「ジョゼフあの船に大砲があるのだけど」


「…ガハハハハ試作品を持ち出した見たいですなガハハハハ」


 あっ打った…鉄球が結界に弾かれ…あっ船に命中…


 沈んで行く船 逃げ出す人達…


「問題無いわねはい帰りましょう」


「良いのほっといて」


「良いわよ殺意を持ってやって来た事は大砲を打った時点で明らかだし 結界で島には近づけないわ」


 皆んなが憐れむように海で溺れる人を見ている


「あなた達は自分や仲間 家族を殺しにきた連中に殺されてやるの?」


 あんな奴等海の藻屑になればいい


「あの人達は良い海の肥やしになるでしょう あなた達もいつも命ある者を食べているでしょ あの人達も海の生き物に食べられるだけの事よ」


「ガハハハハ 神の仰る通りじゃガハハハハ」


 みんな静まり帰ってしまった


「このまま会議室に集合」


会議室


 みんなの顔が暗い


「…あなた達はチカラと知恵を得て何か勘違いしてない?この国は安全だけど外は違うわよ 神球からして見れば あなた達も他の生き物と何ら変わらない存在なの…」


「小梅の言っている事は皆んなもよくわかってるさ 皆んなはそれでも割り切れない気持ちがあるんだろ」


「…そう でわ希望する者は記憶を消して外に返してあげるわ いつでも言ってきて頂戴」

 

 早死に確定だろうけど…


 ****


「ただいま…」「おかえりー」「お帰りなさい」「おっかー」「ニャー」


「もう少ししたらご飯にしますからね」


「ごめん わたしはいいわ 少し疲れたから今日はもう寝る…」


『あらあら』『…何があったのかのう』『…』『ニャー』


翌日会議室


 幹部達と小夏 小春 玉 猫


「昨日何があった?」「実は…」


「そっか お前達はどんだけ小梅に甘える気なんだ!」


「ガハハハハ 誠に面目ない」


「お前達幹部全員魔物の森で一週間過ごして貰う 勿論チカラも武器も小梅に出会う前のままでだ」


「それは…」「安心しろ結界で護られた小屋を建ててやる だが食料は3日分のパンだけだ じゃあな」


 会議室から幹部達の姿が消えた


 ****


「うううんー」よく寝た今日も1日頑張ろう


「おはよう」「おはよう」「おはよう」「おっは」「ニャー」


「起きるのが遅くなっちゃったから ちょっと詰所に行ってくるね」


「誰もおらんぞ」…?


「幹部達は全員修行にいった」


 そう?そうなんだ…


 ****


「ジョゼフ シャーゼ すまない俺達の巻き添えにしてしまって」


「ガハハハ 気にする事は無い わしも態度に出さなかっただけの事ガハハハハ」


「それにしても 神姉妹のチカラは凄まじいなガハハハハ」


「ぴよ…ぴよ…ぴよぴよぴよぴよぴよぴよ…」


「さっそく餌の臭いを嗅ぎつけたみたいね」


「其れにしても数が多い」


「俺達じゃあ1匹でも倒せない」


「ガハハハわしも1匹2匹ならなんとかなるじゃろうが この数ではのうガハハハハ」


「ううん?静かになった⁉」


「皆んな外を見てみろ」「なんだあれわ!」


「蜘蛛ね蜘蛛の魔物ってとこかしら」


「蜘蛛って昆虫のか!あんなにデカい!…」


「そうね いつも人間達が神法で殺していたやつね」


「今度は私達が殺される番って事」


「ぴよぴよがいとも簡単に…繭だらけに…食べ出してるぞ」


 ガタガタガタ「今度はなんだ!」


「蜘蛛が鳥?鳥に連れ去られた!」…


「弱肉強食ってことじゃのうガハハハハ人間とは喉元過ぎれば熱さ忘れる生き物じゃガハハハハ だか神に使える者がそうでは 人類を救えんと言う事かのうガハハハハ」


 其れから3日


「もう食料が無いわね…」


「なーに蜘蛛が残していったぴよぴよの繭があるガハハハハ流石にもう生きていまいてガハハハハわしがとってこよう」


「ジョゼフ待って認識阻害と結界を貴方に」


「ガハハハハそれは ありがたい」


「此処の魔物にどれだけ効果があるかはわからないけど…」


「済まないジョゼフ…」


「ガハハハハでわ 行ってくるわい」


 カチャ…「うーん 大丈夫そうだのう」


「バサッバサッバサッ」


「ジョゼフ上」「逃げて!」


「BAN!」「「「ズドーン」」」


「小梅!」「小梅様!」


「ガハハハハ 神よ助かりましたわいガハハハハ」


「みんな無事?ごめんなさいね 内の小夏が」


 コツン「痛!」


会議室幹部達


「私は口先だけだった 小梅に忠誠を誓っておきながら…」


「私も認識してなかった人類を救う事が甘い事では無い事を…」


「俺は小梅命だぜ なーボー」


「小梅たん」いつか死ぬなボーよ


「ルルも」「私は神の誓約書に小梅への忠誠を追加してもらおうと思っているの…皆んなはどうする?」


「問題ないな小梅命だから」「俺も!」「私も!」


「ガハハハハ 神に出会わなければ とうに終わっとる命 ガハハハハ」


「ピンポーン」


「ユーリどうしたの?」


「小梅…神の誓約書に追加して欲しいの」


「追加?」「小梅への忠誠を破った場合と…」


「必要無いわ そもそも もう神の誓約書は破棄してしまったもの」


「…えっ?」


「わたし達は友達でしょ?」


「…うん」


 誓約を破った者が入れば神球の人類を諦めるだけ…


 こんなんだから 前世でボッチだったのかも…


  わたしは…人と何か…違…


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