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45話 ペッタンコ

 

「おはよう小春」「おはよう」


「ニャー」「おはよ猫」「小夏は?」


「御庭番集めて縁側にいるわよ」


 わたしの御庭番集めて何をしてるのかな?


「猫も行く?」…?… 行きたくないのね


 …何故に学ラン?


「わしの言葉につづけ!俺は みかんなんかじゃない!」


「腹の底から叫べ! そんな事では小梅に握り潰されるぞ!」


 わたしは…PTA?


「おはようカミラ」


「おはようございます小梅様」


 わたしは詰所に来ている


「カミラ1人?」


「はい 皆さん自分に出来ることを見つけて奔走してます」


 そうなのね「カミラ一緒にお茶にしましょ」


「いえ私は…」


 遠慮するカミラを詰所のソファーに座らせ隣にリーゼ


 今日シャーゼはジョゼフの所へお爺ちゃんのお使いだ


 わたしは2人に新作のレアチーズケーキを出した


「さぁ食べましょう わたしの新作よ!」


「よろしいのでしょうか 私達だけ小梅様の新作を」


 何やら女子の間で抜け駆け禁止なる話が出ている様だ それは無理ムリだよ


「黙ってればわからないわ」そうこの場に居ないのが悪い!


「バレたら わたしの命令で味見したと言えば良いでしょ」


「でわ 頂きます」わたしも一口…うーん美味しい!


「此れは…黙っていられないかも」


 教会にも人が沢山集う様になり ミハエルは教会の建設が出来るかドアーフに相談しているそうだ


 街のあらゆる整備や補修に様々な相談がドアーフに寄せられているようだ


「カミラも わたしに様付けは要らないわよ」


「とんでも無いです…神様に…」


「あら わたしは神様じゃないわよ ふふ 此れからも仲良くしましょうね」


「はい」貴女の上司は本物の神にちゃん付けしてるけどね


 ****


「此れよりマロン教国特別臨時会議を始める…どうぞ」


「みなさん お集まり頂きありがとう このひと月余りで 多くの仲間を迎え入れる事が出来ました 先ずは皆さんに(ねぎら)いの言葉を」


「そして新たな仲間のドアーフの王ジョゼフ 宰相のオーウェンをこの席に呼べた事を喜ばしく思います」


「神よ 喜ばしいのは我々の方で御座います それに私目は王という名は捨てました無論此方のオーウェンも 我らドアーフ神の民になれた事心より感謝しております」


「もう無理…」


「小梅様机に寝そべらないで下さい」


「だって」「ガハハハハ皆が言っていた通りの神ですな わしも堅苦しいのは好みませぬガハハハハ」


「ははは びっくりさせるなよ小梅この世の終わりかと思ったぜ…あれ?」


 暫しの静寂のあと わたしは続けた


「ジョゼフ 貴方にはドアーフの民そして囚われていた人間達を其のまま任せます 1つの街としてマロン教国のチカラとなって頂けるかしら」


「神よ かしらなどと言わんで下さい 神の命じるがままに此ジョゼフどの様な命も成し遂げてみせましょうガハハハハ」


「ありがとう ジョゼフ貴方を幹部として迎えるに当たり 神の誓約書にサインをしてもらいます 誓約を破れば貴方は即死します」


「ガハハハハ 神が死ねと仰るなら今この場でこの命貴方様に捧げますぞガハハハハ」


 こうしてジョゼフ オーウェンが誓約書にサインをした


 人類が滅びる事 それを避けるために国を作ったことを2人に話した


「ガハハハハ面白いですな 神 わしも一枚噛ませて貰える事 大変光栄ですぞガハハハハ」


 この後わたしの出番は殆どなく会議は終了した


 何処までも豪快なガハハ叔父さんだった


 会議終了後シャーゼはガハハ叔父さんを伴って集落へ向かった


 わたしから差し入れに小梅酒をシャーゼに持たせた


「宜しいのですかこの様な貴重な酒をじじい共に…」


 酷い言われようだな 長老&ガハハ


 街の名前も決まった わたし達がいるこの街をbeginning town プラム


 バッカスの街がsummer town シャイン


 ミハエルの街が spring town 桜


 ジョゼフの街が dwarf town ドルド…かつて存在したドアーフの国名だ…


 其れからエルフの集落を エルフの里と呼ぶことになった…定番だよね


 さあ わたしも帰って縁側でマッタリするぞ


「小梅!」「なに?ユーリ」「小梅はこっち」


 執務室に連行された…


「な 何!此れ」「 許可の申請書よ 」「机から溢れてるけど…」


「まだまだあるわよ ちゃんと確認してから印を押してね」


 此れ終わらなく無い…窓に1枚の紙が……ペタン!ぺタン!ペッタンコ!


  だれがペッタンコじゃ!



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