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25話 エルフの集落

 

 わたし達は縁側えんがわに座り田園を眺めていた


「良い風景じゃ」


「あらあら 年寄り臭い事を」


「年寄りじゃからな…誰よりも」


「また人と関わる事があるとわ」


「楽しそうですわよ」


「ああ 楽しいのう」


 前にも人と接していた事があるのかな?…その人はどうしているのだろう?


 もう他界してるんだろうね…幾つもの人類が滅んだと言っていた


 沢山の別れもあったんだろう…わたしも何時いつか…


「でわ行くか」


「そうですね」


「…?何処に」


「エルフ達を迎えに」


「今から?」


「この風景を何時迄(いつまで)も観たいしのう」


「わたしは?」


「おぬしが行かぬでどうする」


「じゃあみんなに」


「必要ない晩飯にまでは帰るからのう」


「あらあら 今日はたけのこづくしよ」


「食べたい!」


「じゃろ さっさと済ませよう」


 ****


「ウィンウィンウィン…」


 わたし達はエルフの集落の上にいる 縁側からここ迄 3秒!?


「じゃあ降りるぞ」


何奴なにやつ!結界内に…」


「長は《おさ》は居るかのう」


 物凄い勢いで囲まれたよ!槍を構え殺気ありありだよ!


「槍を納めなさい!」


 綺麗な女の人だ まだ20半ばかな


「久しいのう」


「またお会い出来て光栄です 創造主マロン様」


 片膝付いて伏せている 周りのエルフも 一斉に片膝を付き伏せた


「健在そうで何よりじゃよ」


「ありがとうございます 本日はどの様な趣きで」


「いやーな わしの姉君あねぎみが国を作ってのう」


其方そちらに居られる 精霊様でごさいますか」


此奴こやつはわしの妹じゃ わしの隣に居るじゃろ 観てわからぬか?」


 わたし達はわたしを中心に手を繋いで立って居た


 森を散歩して居るがごと


「大変失礼しましたマロン様の姉君様が人間だったとは露知つゆしらず」


 エルフは人間嫌いだそうだ


「集落の者は全員いるか」


「はい 今は人間共が妙な動きをしているので…、!大!大変失礼しました姉君様!どうかお許しを」

 

 え⁉ 一体過去に何があったの?


「でわ 行くか」


何方どちらに?」


 宇宙船に戻った わたし達3人とエルフ150人位


「こ、此処は?」


 宇宙船には床があったよ 360°viewじゃ無いんだよ エントールの時に知ってたけどね


「マロン様お待ちを…これは」


 大分混乱してるよ そりゃそうだ


うるさいのう」


 えー!煩くなるよね


「引っ越しじゃ」


「お待ち下さい」


「嫌なのか?」


「滅相も御座いません大変光栄に存じます」


「じゃあなんじゃ!」


 神苛立っている?いやいや神が悪いよね


「過去に集落を離れて行った者に書き置きを…」


「ほれ!これで良かろう」


 神様が1枚の地図を渡した エントール大陸が描かれた一部に(ココ↓)と一言書かれていた


「小梅そこの窓から はい、チーズ!じゃ」


「はい、チーズ!」


 後にはヒラヒラと落ちていく一枚の地図があった


 ****


 わたし達は今 筍を堪能している


「美味いのう」


「あらあら 採りたてが一番ですね」


「うーん 美味しい!」


「神様」


「なんじゃ」


「エルフと知り合いだったんですね」


「まぁな」


「嫌いなんですか?」


「そんな事はないんじゃが あ奴ら真面目で堅苦しくてのう…観てくれは良いんじゃが…おもろうない!」


 そんな理由であの対応…エルフに想いをよせる小梅だった…不憫ふびん


 ****


 エルフ達の集落は其のまま田んぼの横に はい、ポーズ!

 

 エルフ達にとっては 何も変わらない引っ越しだった


 変わったとするならば 神の加護下に入った事と 田んぼの維持が待っている事だけだ…今の所は


「お姉君様」


「此れから我らは…」


「突然の事でごめんなさいね 詳しくは明日にして今日はゆっくりして下さい」


「わ、わかりました」


 早く戻らないと わたしには筍が待っているのだから!


 小夏と小春は戻るなり さっさと帰ってしまった…


 エルフって漫画では勝ち組だったよね!


 …神様達と比べるからいけないんだね。


 翌日 わたし達はエルフの長を尋ねた 結界が張ってあったけど わたし達は素通りだ


「此れはわざわざ 足をお運び頂き痛み入ります」


 神 嫌そーな 顔しない!


「じゃまするぞ」


「なにもおもてなし出来ませんが」


 と出されたお茶…緑茶?でも甘味がある?


 美味しい 2人もご満悦だ。


 … … … おい!神!進行しないのかよ!


「ううん …わたしは此の集落の長をしてます名をシャーゼと言いますどうぞ良しなに宜しくお願い致します」


「ご丁寧にありがとうございます マロン教国教祖の小梅です…ご承知の通り神マロン様の姉でございます」


 硬い硬いよー


「妹の小夏じゃ」


「あら、あら私は末の小春よ シャーゼ宜しくね」


 軽いなー軽いなー


「小夏様に小春様 よ、よ宜しくお願いします」


 擬古ぎこちない挨拶から始まり今後の事を詰めて行った


「田んぼですか…わたくし達もその様な物は経験がありませんが」


其方そなた達は精霊と話せるじゃろ 稲の精霊と上手くやれ」


「はい、仰せの通りに」


「あらあらシャーゼ、此の集落に入った時に綿の木に会ったのですが毛糸や織物などお作りですか?」


「はい 精霊様…失礼致しました 小、小春様」


 エルフ達は精霊のチカラを借り受け生活しているそうだ


「少し分けては頂けないでしょう かしら?」


 それは決定事項ですよね小春!


「お望みのままに」…


 こうして 最初の会談は終わった…疲れたよ…。


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