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イラついた俺は強奪スキルで神からスキルを奪うことにしました。神の力で最強に・・・(旧:学園最強に・・・)  作者: こたろう文庫


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魔力暴走

「お姉ちゃん!」

僕は呼びかけるけど、お姉ちゃんは目を覚さない。


息をしていないし、心臓も動いていない。


僕はお姉ちゃんに回復魔法を掛ける。


ダメだ。もどってきてくれない。


死んでしまった人が生き返らないなんてことは分かっている。でも諦めたくない


僕は魔力を溜める。体中の魔力を全て使い切るまで溜め続けるしかない。

しばらくして僕の意識は途切れた。


僕が目を覚ますと目の前にはラクネがいた。

ラクネが僕に抱きつく

「エルクくん、よかった。大丈夫?」


「う、うん。大丈夫だよ。……お姉ちゃんは?」

少しづつ頭が動き出す。そして死んでしまったお姉ちゃんの事を聞く。答えはわかっているのに……


「私はよくわからないんだけど、エルクくんの魔法で助かったみたいだよ」

覚悟をしていたけど、返ってきた言葉は嬉しいことに違っていた


「本当に?」

信じられないので、聞き返す。


「うん」


「お姉ちゃんは今どこにいるの?」


「安静にした方がいいからって、ライオネットさんが教会に連れて行ったみたい」

教会にお姉ちゃんがいるみたいだ。聞きたいこともあるし僕は起き上がって教会に行こうとする。

でも、起き上がれなかった


「無理したらダメだよ。ライオネットさんに聞いたけど、エルクくん魔力を暴走させたんでしょ?当分は動けないと思うよ」


あの時の事はあまり覚えていない。お姉ちゃんを助けようとして魔力を溜めたところまでは覚えている。

なんだかその後も誰かと話をしていた気がするんだけど……気のせいかな


「そうなんだね。訓練はどうなったの?」


「あんなことがあったんだから中止になったよ」

そうなるよね


「先生呼んでくるね。動いたらダメだからね」

ラクネは出て行く


動いたらダメって言ってたけど、そもそも動けない。


しばらくすると、大人の女性が入ってきた。治療所の先生だろう。

ラクネも一緒に戻ってくる


「目が覚めたのね。意識はハッキリしている?」


「大丈夫です」

僕は答える


「それはよかったわ。少し診させてね」

先生は僕を起き上がらせて、体を診ていく


「大丈夫そうね。いくつか質問するから答えてね」


「はい」


「名前は?」

「エルクです」


「年齢は?」

「6歳」


「どこに住んでる?」

「中等部の寮です」


「その前はどこに住んでた?」

「少し離れた村です」


「これは何本に見える?」

「3本」


…………僕は質問されたことに答えていく


「問題はなさそうね。普通に受け答え出来てるし、記憶が抜け落ちてるような事もなさそうね」

先生の診断結果に僕は安心する


「とりあえず、動けるようになるまではここで安静にしていてね」


「わかりました。お世話になります」


「大体2日くらいすれば普通に動けるようになるはずだからそれまでは我慢してね。あと、今は魔力が安定してないから1週間くらいは魔法を使ったらダメよ」


「はい」

魔力が安定してないって事だから、当分は創造のスキルも使わない方がいいよね。創造スキルに魔力を溜め込むのが習慣になってたけど、少しの間我慢しよう


「何かあったら呼んでね。隣の部屋に誰かしらはいるから、大声で呼んでくれれば気づくと思うわ」

そう言ってから先生は出て行った


「お姉ちゃんに回復魔法を掛けた後のことがよくわからないんだけど、知ってる範囲で教えてもらっていいかな」

僕はラクネに聞く。魔力を溜めている最中に気を失った気がするんだけど、魔法自体は発動していたのだろうか?


「ごめんね。私、ほとんど覚えてないの。テントから出て逃げた所までは覚えてるんだけど……」


「え、記憶が飛んでるってこと?大丈夫なの?」

ラクネが心配だ


「街道で倒れてたみたい。襲われてたわけではなかったみたいだから、多分逃げてる途中に転んで頭を打ったとかだと思う」


「そうなんだ。怪我はしてない?」


「うん、大丈夫だよ。でも起きたのは私も治療所だから何もわからないの」


「気にしないで。ラクネが無事でよかったよ」


「それじゃあ私帰るね。みんなにエルクくんが起きたって伝えておくね」


「うん、お願い……ちょっと待って。もしかして、僕ずっと目を覚さなかったの?」

ラクネを呼び止めて聞く。


「エルクくんは3日くらい目を覚さなかったよ」

思ったよりずっと寝ていたようだ。

気絶耐性があるはずなのに……。気絶と昏睡は違うのかな?それとも魔力を暴走させたから耐性がなくなってるのかな?


「心配かけたみたいだね。みんなによろしく言っておいて」


「うん。それじゃあお大事にね」


ラクネは帰って行った。


話し相手がいなくなって暇になる。動くことが出来ないので余計暇である。

寝る以外出来ないので寝ていると、ローザとフレイとアメリがお見舞いに来てくれた


「あ、起こしちゃったわね」


「やることなくて寝てただけだから大丈夫だよ」


「思ってたよりも元気そうで良かったわ」


「心配かけてごめんね。ローザ達のチームはもう訓練から帰ってきてたんだね」


「さっき帰ってきた所よ。学院に報告に来たら、エルクが動けなくなってるって聞いて驚いたわ。何があったの?」


僕はあったことを説明した


「うーん、そんな化け物みたいな魔物は知らないわ。暴走させたのが回復魔法でよかったわね。他の魔法だったら死んででもおかしくないわよ」

ローザの言葉でリーナさんの事を思い出した。


「そうだね。そう考えるとまだ良かったよ」


「生きてて良かったわ。早く学院に来なさいよ」


「うん、ありがとう」

ローザ達は帰っていく


翌日はエミリーがお見舞いに来てくれた。

ラクネは今日も来てくれて話し相手になってくれる。


まだ歩けないけど、大分体が動くようになってきた。


先生が明日には寮に帰れるだろうって言っていた


僕はこの2日間で心配な事が2つあった。

まずはお姉ちゃんの事だ。ラクネからは助かったって聞いたけど、ラクネ本人はお姉ちゃんを見ていないから本当に息を吹き返したのか自分で確認したい。


もう一つはダイスくんだ。忙しいだけかもしれないけど、ダイスくんが来てくれない事に違和感を感じる。

僕が知らないだけで、あの後ダイスくんに何かあったんじゃないかな?


僕はモヤモヤとしながらも、寝ることにした

少しでも面白いと思って頂けましたらぜひ下部より★の評価をお願いします。

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