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イラついた俺は強奪スキルで神からスキルを奪うことにしました。神の力で最強に・・・(旧:学園最強に・・・)  作者: こたろう文庫


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忘れていたこと

翌日、僕は目を覚ます。


結局、いつのまにか寝ていたようだ。


朝の支度をしていると、朝食の準備が出来たと知らせを受けた。


僕は朝食を食べに食堂へ向かう。


食堂にはすでにローザとフレイがいた。

昨日のことがあるので、なんだか席に着きづらい。


「おはよう……」


僕はボソッと挨拶をして椅子に座る


「昨晩はご迷惑をお掛けしましたわ。ごめんなさい。あの後、ローザから何があったか教えていただきました。大変な失礼を働いたみたいですわね」


「もう大丈夫なの?」


「ええ、大丈夫ですわ」

いつものフレイに戻っているようで安心する。


ローザとも普通に話しているし良かった。


その後、食堂に来たみんなにフレイは謝っていた。


みんなが揃った所で朝食を食べる。


「今日は山に登る予定でしたが、昨夜のことがありますので明日に延期することにしました。申し訳ありませんけれども、家の中か海で過ごしていただけますか?」

フレイが申し訳なさそうに言う。


元に戻ったようだけど、なんで戻ったかもわからないし様子を見ることになったみたいだ。


朝食後、僕は何をしようか考える。

特にこれがやりたい!っていうこともないし、また釣りでもしようかな。

多分、海に行っても浅瀬にしか行かせてもらえないだろうし……


僕は使用人の人に釣り竿などを用意してもらおうと部屋を出た所でアメリを見つけたので声をかける


「アメリはこれから何をするの?」


「!!…なんだエルクか。驚かさないでくれ。今にげ……裏庭で剣の訓練でもしようかと思ってる」


なにかを言おうとして、言い直した

少し気になったけど、旅先でも訓練なんてアメリらしいと思っていると、ローザがアメリを捕まえた


「何言ってるの?あなたはこれから勉強よ!部屋で待ってるように言ったわよね?」


忘れていたけど、勉強合宿も兼ねているのだった。


「そうだったんだね、邪魔してごめん。僕は今日も釣りしてくるから頑張ってね」

僕は2人と分かれて釣りに行こうとする


「ちょうどいいわ。エルクも成績悪かったでしょう?一緒に勉強するわよ」

そんな気がしたので、そそくさと釣りをしに行こうとしたのにダメだった。


僕とアメリはローザに連行されていく


連れられた部屋には使用人の男性とメイドさんが2人待機していた


なんでいるのかは少ししてわかった。

アメリが逃げないようにするための監視役だ


アメリにはローザが教えるため、僕は使用人の男性に教えてもらうことになった。


僕は魔法学について勉強する


前にダイスくんとラクネから基礎は教えてもらったので、復習と応用について教えてもらうことになった。


教えてもらっている時に、気になることがあったので聞くことにする


「この魔法陣っていうのがよくわからないんですけど、スキルがあれば魔法陣とか関係なく発動しますよね?」


「魔法陣には大きく分けて2つの役割があります。1つは魔法の補助的な役割です。主に使われているのは効果時間の延長ですね。魔法陣を使用しない場合は、発動者が魔力を流すのを止めれば魔法の効果は薄れていきます。しかし、魔法陣を描くことで発動者が魔力を流すのを止めても魔法は発動し続けます。これは空気中に漂う魔力を利用しているからと考えられています」


なるほど?うーん、なんとなくだけどわかった気がする。


「もう1つは発動の媒体としての役割です。例えば、水魔法のスキルを獲得していない人は魔法で水を出すことは出来ませんよね?」


「うん」


「実はそうではないのです。あらかじめ水が出る魔法陣を描いておくことで、水魔法のスキルを獲得していない人であっても魔力を流すことで魔法陣から水を出すことが出来ます」


「そうなんだ。便利だね」

そんなことが出来るって知っていたら、村に魔法陣を描いて、水汲みとか楽にしたのにな……


「とても便利ですね。しかし欠点があります。描ける人が極端に少ないのです。才能と知識の両方が必要です」


「才能ですか?」

魔法陣を描くのにもスキルが必要なのだろうか?


「はい、そうですね……こちらのページの魔法陣を実際に描いてみましょうか?」

男性はページを捲って魔法陣を指さす。さっきの例と同じ水を出す魔法陣だ


僕は紙に魔法陣を描こうとして、止められる


「魔法陣はペンで描くのではないのです。指先から微量の魔力を流して描きます」


僕は言われた通り、指先から魔力が外に出るようにイメージして描いてみる


「描けませんね」

何も起こらなかった


「エルク様にはまだ難しいようですね。指先から魔力を出せるのが絶対条件で、さらに出した魔力を繊細にコントロールする必要もあります。どちらも常人には難しいのです。一部の人のみが努力の末出に来るようになるようです。たまにいきなり出来る天才もいるようですが……」


「すごい人もいるんですね」


「エルク様も努力すれば出来るようになるかもしれませんよ」


「今は座学の点数をあげるのをがんばります」

出来るかわからないことよりも今は座学だ。

僕が決めたわけではないけど、飛び級なんてせずに初等部から勉強した方が良かったんじゃないかな……


「そうですか、それでは続きを教えます」


僕は引き続き魔法学を教えてもらう。


ふと、横で勉強しているアメリを見る。

アメリは算術の勉強をしているようだ。


「うーん」と唸っていると思ったら、計算するフリをして落書きをしていた。


ローザを見る。気づいていないようだ。


この後何が起きるかは予想がつくけど、僕は見なかったことにして自分の勉強に集中することにする。


案の定、アメリがローザの不意をついて逃げ出した。


アメリは身体能力が高い為、一度逃してしまったら捕まえるのには時間がかかる。


本当は僕を教えている男性が捕まえる手筈だったのではないだろうか……


主役がいなくなってしまったので、僕も解放された。

続けるか確認されたので、即答で止めると返事する


解放された僕が廊下を歩いているとフレイがルドガーさん達、使用人の方と出かけるのを見つけた


「どこか行くの?」

僕は尋ねる


「昨夜、祠に行ってから記憶がなかったと言ったでしょう。ロザリー……いえ、霊媒師の霊がお怒りになっているのではと思いまして、お供えをしに行くのですわ」


「そ、そうなんだね」

聞かなければ良かった。僕は部屋に戻ろうとする


「それなら私も行く。また何かあるかもしれないからな」

振り向くとアメリがいた


その後ろにはローザが息を切らせている


これはあれだ。アメリはフレイを心配しているようで勉強したくないだけじゃないかな?

いや、心配はしてるのだろうけど……


僕はみんなを見送ろうとする


「エルクもフレイが心配だろ?」

アメリに聞かれる


確かに心配ではあるけど、これ答えたら行く流れだよね……

でも心配してないとは言えないし


「う、うん」


「それじゃあ決まりだな。ローザも行くぞ」


やっぱり行くことになってしまった。


泣く泣く僕もついて行く


昼間だからか、それとも周りに人がいるからかそんなに怖くは無かった。昨晩はあんなに怖かったのに……


昨日は気付かなかったけど、祠は結構汚れている。

こんな状態では霊が怒っても仕方ないかもしれない


「祠をスキルでキレイにしてもいいですか?」

僕はフレイに確認する


「……そうね、お願いしていいかしら?キレイになった方が霊も喜ぶわ」


僕は祠に浄化魔法を掛けて汚れを無くす


劣化が直るわけではないけど、新品のようにピカピカにはなった


フレイがお供えとして、食べ物と花を供える


これで、怒りを鎮めてくれますようにと僕は願う


別荘に戻ってくる。


アメリはローザから逃げていた事を忘れていたようで、捕まっていた。


そうなるとやっぱり僕も一緒に連行されるようだ……

少しでも面白いと思って頂けましたらぜひ下部より★の評価をお願いします。

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