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イラついた俺は強奪スキルで神からスキルを奪うことにしました。神の力で最強に・・・(旧:学園最強に・・・)  作者: こたろう文庫


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32/171

side ダイス

予約を失敗しているのに気付かず、投稿が途切れてしまっていました。


予約を確認しなおしましたので、よろしければまたご愛読いただき、応援していただければ幸いです。

俺は王国の第一王子だ。


生まれた時からスキルを獲得していたようで、皆から次期国王として期待されていた。

あの事件が起きるまでは……


俺には妹と腹違いの弟がいる。


王族の血を残すために、国王が正妻とは別の女性に子供を産ませるのは珍しくない。

俺に不慮の事故が起きた場合、代わりに国王になる人物が必要だからだ。

俺も国王になれば同じことをすることになるのだろう。


しかし、産ませた女性に問題があった

あろうことか、自分が産んだ子どもを国王にしたいがために、父上に毒を盛ったのだ。


母上がやったように偽装したうえで…


あの日は俺の5歳の誕生日で、料理が趣味だった母上は自らが料理を準備した。

父上は食事の際に、母上が用意したワインを飲んで倒れた。

すぐに治療されたことと強い毒ではなかったことから回復はした。

しかし、母上は否定したが、聞いてもらえず犯人にされてしまった。

不幸中の幸いか、証拠も不十分だったので処刑は免れたが、母上は軟禁されてしまった。


すぐに緘口令が敷かれたが、貴族の耳にはしっかりと入ってしまった。


俺と妹も城には居づらくなり、母上の実家で暮らすことになった。

俺達兄妹が出て行く時のあの女の顔を見て俺は確信した。どうやったかはわからないが、毒を盛って母上を陥れたのはこいつだと。

表向きは俺が第一継承権を持っているが、このままでは弟が国王になるだろう。


それから俺は今まで以上に努力した。国王に俺がなるために。

別に国王になりたいわけではない。


あいつらにはこの国を任せられないだけだ。

それに俺が国王になれば母上を助け出すことも出来るだろう。


そのためには力がいる。

誰にも有無を言わせない力が。


俺は学校で常に上位の成績を収め続けた。

でもまだ足りない。もっと力が、もっと功績が必要だ。


初等部6年の時に化け物のように強い女の子が学校に編入して来た。

その強さに正直嫉妬した。

俺にあの力があればなんでも出来るのに…

しかし、嫉妬したところで何も好転しないので、俺は彼女に協力を求めるべく接触しようとした。だがそれは叶わなかった。彼女が中等部に行ってしまったからだ。

会おうと思えば会うことは出来ただろう。でも目立つ訳にはいかない。

俺はグッと堪えることにする。来年になれば俺も中等部に行くのだから。

しかし、俺が中等部に入ると彼女は高等部に行ってしまった。神は俺を見放したのだと思った。

でも違った。同じクラスに彼女と同じように中等部に飛び級してきた子供がいた。エルクだ。

俺は神に感謝し、どうにかしてエルクの力を借りれないか思案する。

幸いなことにエルクは俺の事は何も知らないようだ。王子だということも知らなかったのには驚いたが…


俺は自分の為に、利用しようとエルクに近づいたが、エルクと話しているうちに自分が最低な人間だと気づいてしまった。

こんな子供を継承権のドタバタに巻き込むべきではない。


だが、母上のことを諦めたくはない。期限は刻々と迫ってきている。父上が正式に後継者を発表するまで遅くてもあと5年だ。5年で弟が15歳になる。

本来であれば3年後、俺が15歳になった時に、俺が後継者として発表されるはずだったのに……。

発表されなければおかしく思われるから、早ければ3年後に発表されるかもしれない。


俺は迷っていた。巻き込むべきではないけど、やらなければいけないと。

少なくても、何か功績を立てるのに協力してくれないかと。


俺が悩んでいる間にエルクはローザ達と冒険者パーティを組んでしまった。

功績を立てるならエルクと依頼を受けるのが一番手っ取り早かった。


エルクを巻き込まなくて、これで良かったのかも知れない。しかし本当にこれで良かったのか?


他人よりも母上の方が大事だ。

それに妹もだ。俺が皆から腫れ物を扱うように扱われているのと変わらず、妹も同じ扱いを受けているだろう


そして今日、クラスでチーム分けが始まった。

誰も俺には近寄ってこない。

当然だ。平民は王子である俺に声は掛けづらいし、貴族の子どもは俺の母上の事を知っているだろう。


エルクを使って功績を上げるなら、これが最後のチャンスかも知れない。

クラスの皆も既にエルクの異常な強さには気づいている。早く引き込まなければ……

そう思ったが、俺はギリギリの所で踏みとどまった。

自分の為に、誰かを犠牲にしようとするなんてあの女と変わらない。

俺が自分と葛藤している間にラクネがエルクに話しかけていた。少し前から2人は仲が良さそうだ。

エルクはラクネとチームを組むようだ。


さて、俺はどうしようか。このままだと最後まであぶれて、人が足りないチームに無理矢理入ることになるな。


「はぁ」

俺はため息を吐きながらボーと周りを眺めていた。


すると、何故かエルクの方から声を掛けてきた。

少し前に俺が王子だと気づいてるような空気を出していたから、多分ローザ辺りから聞いたんだろう。多分、母上の事も。


俺を哀れんで声を掛けたなら結構だ。

俺は断ろうと思った。

でもエルクは母上の事は本当に知らないようだ。

隠してる事には前から気づいていたようだから、意を決して聞いたら王子なのを隠してると思ってたみたいだ。

しかも隠したい事があるなら話す必要はないと。

こいつ本当に6歳かよ。俺よりも人間が出来てやがる。


なんとラクネも俺とチームを組んでもいいらしい。

平民は皆、貴族と関わるのを嫌がるのに…しかも俺は王子だぞ。母上の事は知らないだろうが普通は嫌がるだろう。リスクしかないだろうに。


こうして俺はエルクとラクネとチームを組んだ。


俺の人生はここから大きく動き出した。

良くも悪くも……

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