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エ
「おいお前ら何してんだ」
やめてと言おうとしたその時、誰かの声が重なった
「そうだぞ!そんな可愛い女の子に手を出すなんて僕が許さないからな!」
「でた、女たらしw」
「は、はぁ?別にいいだろ」
続けてもう2人くらいの声もかすかに聞こえた
おそらく男だろう
でもどうせ見捨てられて終わりなんだろ
ラビはそう思っていた
「お前らは一体誰だ?居酒屋なんかから急に出てきて
なんのつもりだ?俺様は異端審問官長メセウスだが」
低い声で後ろから声がする
内容なんてものは入ってこないけど
「おい、ペペンそこでなんかしろよ」
「えぇ、おれぇ?仕方ねぇな…」
「はいはいみなさんご注目〜」
「なんだなんだ?」
周りにいた人も異端審問官もみんなそちらを見ている
「世紀の美魔女タイトの絶景写真がこの袋の下にあります!え?嘘だって?しょうがないなぁ〜顔だけですよ?」
その2秒後歓声が上がった
周りの兵士は1人しかいなくなった
きっとそいつも写真を見てるだろう
なんとも酷な世界だ
「お前何ぼーっとしてるんだよ行くぞ」
誰かが目の前にたってそういった
これぐらい腐ってたんすよね人の心が