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悔
男達が居なくなった静かな部屋、
そこは懺悔室へと変わる。
「あの時…私が…」
怒り、泣き続けた
ずっとずっ…
カラン
「え…?」
手錠が外れた。
おそらく感情が高ぶった事で
魔力オーバーが起こったのだろう。
魔力オーバーとは魔力の制御が効かず、
溢れ出てしまうことである。
「よくわかんないけど…
とにかくこのチャンスは逃しちゃいけないわね」
近くにあった鉄格子の窓に目を向ける。
「生体反応無し!
逃げたと思われます!」
「突撃しろ!
逃がすな!!」
ドアの外で大声が響いた。
時間はない。
急いで鉄格子を割った。
―思ったより高い…
でもバニー族を舐めてもらっちゃ困るわ―
ふわっと着地して、異端審問所と反対に走り出す。
とにかく【逃げる】それしか考えられなかった。
ミラのことなど一切頭によぎらなかった。
少し都合良さすぎるかな…?
でもねラビってめっちゃ強いんよね
あとこれめっちゃ最初だし許して()