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友情が廃るまで  作者: ユキチャ
エピローグ
6/12

絶望


「離して、離して、いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」


そこで目にしたのは溶岩に突き落とされる母の姿だった。

絶望、焦り、恨み、怒り、不安、

様々な感情が交ざりあった。


「やめろ、やめてくれ、やめてくれぇぇぇぇぇ!!」


ついに父も突き落とされた。

溶岩は泡をいくつか出して静止した。


ラビの心はもう言葉では表せないぐらいに

ぐちゃぐちゃだった。

自然と出てくる涙と激しい怒り。

姉としての自分を保てる余裕なんてなかった。


そしてまた部屋に戻された。

ミラとは別で。

こんなやつらの言いなりになっている

自分が怖くてたまらなかった。

幼い頃にこれやられたらトラウマだよね…

ミラ大丈夫かな…

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