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⑼『虹色の頭蓋骨』

⑼『虹色の頭蓋骨』



一体全体、どうしたと言うのだ、何が何だと言うのだ、しかし、自己の安定した場所を見つけられることは、恐らく虹を見るより難しい。難しいからこそ、また虹を渇望するし、虹に奇跡を見て、俺は頭蓋骨を、虹色にしかければならない、人のために、自分のために。



生きる意識というものは、結句、或る場所から或る場所へと進行する時に、苦痛として芽生える、簡潔明瞭な、存在のことを指すだろう。それはやがて、拡大縮小しながら、適時、世界を虹色に染めて行くことが、何より芸術的なことだと認識させられるのである。



自立することは、依存することだと、そんな錯覚すら覚えさせられる虹色は、しかし、我々を、良い場所へと動かしてくれるだろう。善なる全に置いて、希求した生活の黙示録の様な生活は、天へと思想を巡らし、我々を虹色で染まった世界に連れて行ってくれる、安定した頭蓋骨に酷似した、思想を超えて。

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