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⑻『虹色の頭蓋骨』

⑻『虹色の頭蓋骨』



視覚に入る幻影で、自己は自己を、いつも保っている。虹色にしてもそうだ、虹色は、虹に見えるということは、虹色を保っている。それは崇高なことだ、尊大なことだ、しかし、やがて虹が消えてしまうならば、我々は頭蓋骨にでも、虹色を塗らなければなるまい。



極限的な、当たり障りのない範囲でも、自己の世界は、闇から光へと、光から闇へと、広大な土地を飛来するのであって、その振幅足るや、人間の濃度を現に超えているのである。世界の狭さ、が強調される前に、我々は、協調へと、急がなければならないのだろうか、虹が消えてしまう前に。



難しいことが多すぎる世の中、我という我は、180度曲がって、縁辣なカーブを切る。ショートする前に、危機を乗り越えることがまた、或る意味で、依存と退廃を繰り返しては繰り返し、自己の濃度を高めていく、そういう世界だ、と君が言うならば、確かに、虹色の頭蓋骨にも、意味があるというものだ。

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