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⑶『虹色の頭蓋骨』

⑶『虹色の頭蓋骨』



天の虹を、ずっと眺めていると、脳内で虹が可視化され、脳裡に残影したと、感じたことがあった気がする。何処へ行っても、虹、虹、虹、それで、俺は、知り合いに頼んで、俺が死んだら、自分の頭蓋骨を、ペンキで虹色に塗ってくれと言った。性格には、言った様な気がする。



自滅と言う言葉程、怖いものはない。自分で自分の首を絞める様なことは、危険極まりないのだが、虹色は、俺をそんな方向へと進ませ、挙句の果てに、脳を虹色で沢山にしてしまった。それがどうだと言うのだ、しかし、どうにかせねばなるまい、そう自己は呟く。



前もって頼んでいた様に、俺の死後、知り合いは、俺の頭蓋骨を虹色に塗りたくろうとしたらしい。しかし、不思議なことに、既に、頭蓋骨は、虹色に光っていたということだ。来世に居る俺は、その奇跡に関心したのであって、これは神も居るな、と思った次第だった。虹色の頭蓋骨は、煌々と光っていたのである。

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