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見よう見まねで生産チート  作者: 立風人(りふと)
平和?にお仕事編
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79/137

要救助者

同時投稿3話目ですかね?

まだ同時投稿続きます。


マグワンさんの表記がグリスさんになってるかもしれません。熊→グリズリー→グリスにしかけてグレイスと被るので変えましたが、変わってなかったら教えてください。

sideフィリップ

「ゲホッゲホッ マグワンさーん!いたら返事してくださーい!」

「ぁ ぁあ…」


いた。熊人族の男性。今にも消えそうな声で返事をしてくれた。

「マグワンさん!しっかりしてください」

まずい。食器棚の下敷きになって動けなくなってる。3人くらいいれば持ち上げられそうだけど、僕1人には到底無理だ。


せめて外に場所を知らせることができれば…僕はちょっとだけ魔法が使えるけど…光属性のライトとヒール、無属性で脚力強化しか使えない。しかもこの火の中じゃ…


「友…マグワン氏…どこ…友」

僕のことを友呼ばわりにするのはティールズさんしかいない。助けが来た!迷わず僕はライトを使って場所を伝える。

「ゲホッ、ティールズさん!こっち!」

「友…無事でよかった。」

「でもマグワンさんの上に食器棚が。」

「…おれが食器棚、起こす。友はマグワン氏を。」

「うん。」


「…【ロックアーム】ふんっ!」

床や壁から何本も腕が生えてきて棚を起こしはじめたよ。ティールズさんも加わって棚を起こす。

「【ロックスライダー】」

落ちる食器をうまくそらす。

どちらも素人な僕には絶対できない技だ。

「…ぐっ、急ぐ。ここも長くは持たない!」

「マグワンさんちょっと我慢して下さいね」

ズリズリズリ〜っ

僕もマグワンさんを全力で引き出す。


「カメ〜」「カメッカメッ」

「よし…脱出する」

「リョー君は?」

「…主人とタクミ、二階いる。要救助者、もう1人いた。」

「大丈夫なの?」

「今…こっちを優先する。マグワン氏、かなり危険な状態。」

リョー君はきっと大丈夫だろう。それよりも今はマグワンさんだ。すでに気を失っているので立てないから僕たちの身を守りつつ運ばなければならない。



side俺。

探査で見つけた二階の要救助者は無事保護した。逃げ遅れてたまたま角部屋で火の手が回って無かったアランさん達の部屋の中に入って難を逃れていたみたいだ。


「助けてくださいっす!俺っちまだ恋愛もしたことないのにまだ死にたくないっす!」

「落ち着いてください。二階からでも逃げる事は可能ですので。いう通りにしてもらえますか?」

「なんでもするっす!裸だろうがモフモフだろうとドンと来いっす」

ここ火事場だぞ。何する気だよ

「いや…そこまでは結構です。ちょっと下がっててもらえますか、」

ダダダッチョコんっ

「こうで良いっすか?」

あの…そんな角っちょいかなくて良いんですが…まぁいいや。


早速クナイを3メートル円になるように配置。あとはグルグル回しながら進めるだけで

ボコッ

きれいに切り取れました〜!なんて言って場合じゃ無かった。


「すげえっす…」

続いてこの丸い壁を外に念動で浮かして、

「この壁を足場にして降ります。乗ってください」

「え?え?降りる?あわわっ」

「はよ乗れや」お尻ペンッ

匠、イラつかないであげて。

「では降りますので、落ちないように気をつけてください」

「はいっす。」

あの…掴まってんの俺の足っす。動きづらいっす


スゥーーーっ

「匠、一応衝撃でないようにお願い。」

「【エアクッション】」

ブォォォゥゥゥゥン…


ポンポンっ

「降りましたよ。もう大丈夫です」

「はっ、地面っす!助かったっす!マジでありがとうっす!」

うわーこの人のペースめっちゃ苦手…悪い人じゃあなさそうなんだけどね。


「あなたぁ!あなたぁ!目を開けてよぉ!」

ヤベッ忘れてた!

救急車に乗ったマグワンさんの身体は見るからに危険な状態なのはわかる。



マグワンさんの呼吸は無かった。

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