援護とアレ
戦いが始まってから1時間、俺は小分け作業を終わらせ、浮遊布団で戦場の様子を見に行く事に。今第一陣の相手をしている殆どがゴブリンとオークだ。
たまーにゴブリンメイジ、アーチャー、ソルジャーなんかも見かけるが今のところほとんど怪我人はいなそうだ。一応小さい箱でポーションを積んではきているが、被害の少ないうちは匠が戦場を飛び回って援護しているので問題はない。
あ、あそこちょっと危ないかな【サンダー】、とまあこんな感じで今は魔法でたまーに上位種を減らすくらいしかやる事がない。
第一陣で前衛に出ていたグレイスさんと後衛にいたルミさんに確認を取り、俺は救護部隊のテントに戻る。
開戦から2時間後、交代の時間だ。続々と前衛の軽傷者が救護部隊のテント郡にやってきた。
ポーションには余裕はあるが長期戦の場合、無駄遣いするわけには行かないので、桶に何本かのポーションを出してそれに浸した包帯を巻くという方法で1人あたりのポーション使用料を削減する。もちろん俺が作った回復ポーションなので肌に当たっていれば咬み傷くらいはすぐに治る。
もっと気がかりなのは後衛の消耗だ。
魔力草が足りず魔力ポーションは5000本、回復ポーションの半分しか作れなかった。前衛は戦うときには武術メインで戦うので、魔力の消費量はそこまでではないが、後衛は違う。
弓使いは矢を、魔法使いは魔力を消費しなければ攻撃できない。投擲や魔法を使う敵や遠方にいる上位種を優先しているようだが、人数は前衛ほど多くはないし2時間ごとに各3部隊が交代するとはいえ、間の4時間では全回復はしないだろう。矢も戦場に残ったまま。
よし。様子見ついでに使える矢を回収してこよう。
第二陣が戦っている中、俺は浮遊布団を飛ばし、念動で折れてない矢を回収。
途中で毒をもつ大きなサソリの魔獣にやられた人を3名発見したので、その人達も回収。もちろんサソリは雷で黒焦げにした。テントに戻りながら応急処置で毒消しポーションを無理矢理飲ませる。
テントに着いたらすぐにマリーさんや街の医者に任せる。
「先生、彼らの容体は?」
「毒消しポーションをすぐに飲ませたおかげで症状は軽いですが、まだ体内に毒が残ってます。この場合は…【ハイキュア】っ!これで大丈夫です。」
マリーさんも協力して解毒をする。




