表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
-YUSHA-  作者: 遊佐
3/5

血を斬れ、勇者よ

1-3


「なっ… 子供…!!」


音の方向にいたのは1人の少女だった。

服には焦げ跡、金色の髪は焦げたせいかボサボサになっている。


だが、青年にはその状況が不思議でならなかった。


「生存者はいないはずだ…」


巨体を持つ男、小柄な子供や老人、妊婦や病人でさえも、1人残らず惨殺されたこの村に生存者などいるわけがない。

子供なら尚更、生存確率は0%に等しい。


『意図的に殺されなかった』場合以外は…


「罠か…」

「ジュガガガガガガガガガァアアアア!!!」


背後から聞こえる人ならざる声。

青年は勢いよく腰を回転させる。


「ジュがガガガがガァアアアアアア!?!!?」


青年は劔を鞘から抜き出した。


ドバァアアアアアアア


血の雨と共に魔獣兵の頭は地面に転がる。


「スネークの魔獣兵か… 道理で、首が斬りやすいわけだ…」


青年は血で染まった劔を川に投げ込む。

そのまま目の前の少女を抱き抱え、川岸に向かって歩みを進めた。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ