7話 そんなに強くなっていなかった
新たな仲間クリスを引き連れ、冒険へと向かった3人。今日はどんなことが起こるか…。
7話 そんなに強くなっていなかった
「仲間も増えたことですし、敵を倒しに行きましょう!」
そんな唐突なことをエリチに言われ、僕達3人はとりあえずクエスト受注をすることにした。
「サトさん、どれにしましょう…。あっ、いいこと思いつきました!サトさん達はさきに準備しててください!私がクエストを受注しておきます!」
…うん、不安しかねぇな(汗)でもエリチが言い出したら聞かないし、金も少しは余裕あるし腕慣らしとしてどんなクエストでもやろう。
「サトさん、俺初めてだから…優しくしろよ…?」
「いやその言い方は誤解を招くからやめて!!クエストな!!クエストのことだろ!?」
「そうだよサトさん、それ以外何があるって言うんだよ」
お前が言うかクリス。誤解を招く1番の原因多分お前だぞ…。…おっ、エリチきた。
「お待たせしました!2人とも行きましょう!」
「エリチ、なんのクエスト受注したn」
「いいから行きましょー!れっつご〜」
こうして俺達はクエストへ出た。
……目の前が真っ白になり移動してる感じがする。だんだん視界がハッキリしてきて…。状況を掴めた時に僕は絶叫した。目の前には、異世界モノのラノベでは基本最後に出てくるでっけードラゴンがいた。
「っおいエリチ!!なんのクエスト受注したんだよ!?」
「え、”ラスボスへの挑戦”ってのを…」
「お前馬鹿か!!まだ7話だ!かなう訳ないしかなったらこれが最終話になっちまう!」
「俺まだ存在感薄いから最終話なんて嫌や!サトさんとの親睦も深まってない!!」
「お前も馬鹿か!!お前まだ出て2話目だし、結構目立ってるよ!?仲間としてなら親睦深まってるから!!」
僕達3人はドラゴンの前でいつものテンションで無駄話というか口論をしてた。…よくここまでドラゴンが僕達を待ってたよ…。でもドラゴンも存在を忘れられたらキレるやろ?ドラゴンが翼を1振り。僕達は一瞬で倒され、クエストが失敗に終わった\(^^)/
「…サトさんすみませんでした。」
「うん。いいよ。あんなバケモノ倒さないと最終話には近づけないことがわかったし、いい経験なったでしょ?」
「じゃあ今日はもう遅いですしスライム狩りして宿に戻りましょう」
「そうだな、それなら安心だな」
そのあと僕達3人はスライム狩りに行った。今度はエリチのケツにスライスが飛びついてきたりしてたけど、そんなに大変なことはなくクエスト成功した。
これから宿なんだけど…。三人部屋でも男女で分かれてもカオスな部屋になることは変わらないなぁとか思いながら宿に向かうのだった。
どうもエ口です!投稿ペース遅くなってますよね…すみません。いまラブコメ投稿も考えているのでお許しください!ではではまた次回(*´ ³ `)ノ