7/67
1400字目
天の声さんから何の説明も無いので、とりあえず殻を凝視してみる。
軽く見る。 ・・・チラッ。
念じて見る。 …ふぬぬぬ・・・。
だめだ!見えん!
何故だ!何故見えん!というか何故説明がない!
なにか、なにかあるはずだ。
・・・はっ!そういえば昔、誰かが言っていたな。考えるな、感じろと。
力んでもしょうがないな。相手は魔法だ、流動的ななにかがあるのだろう。
ふむぅ、試しに流れを感じてみるか。
心を無に、脳味噌からじわじわと力を流し、眼の内側の筋を通して伝わる力を感じて・・・
・・・見る!