ねむり
掲載日:2016/05/23
ねむい
ものすごくねむい
ねむい以外の感情がでてこない程ねむい
夜はねむれない
来てしまう明日への漠然とした不安に押しつぶされそうになる
何故夜は終わり朝がきて来しまうのか
周りの人からは朝が終われば夜が来ると言われる
そんなことは知っている
嫌なのは朝起きなければならないこと
どんな素敵な夢を見ていたとしてもその夢に分かれを告げなければならない
どんな逃げ出したい夢も現実の方がくるしい
夢に囚われていたい
昨日の夢はとても残酷な夢だった
ビルの屋上に立っていた
何故そこに立っていたのかはわからない
下をみると米粒程の大きさの人達がセコセコと歩いている
誰も見上げる事は無い
何を思ったか屋上の手すりから落ちてみた
落ちている時 走馬灯が流れはしなかった
ただビルの窓が次々に目に飛び込んでくるだけだった
日光の反射が目に痛かった
薄れゆく記憶の中で通行人の舌打ちが聞こえたがそんなこと関係ない
鈍い衝撃が体に心地よく響いた
朝など来ない方が幸せ
夜が続けば幸せ
幸せを得ることなど不可能に近い
他人が不幸かなど関係ない
なにせ今とても幸せだから




