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俺の苦悩
世にもおっそろすぃードルン教官の訓練に遅刻しかけている俺の運命やいかに‼
とか言いながらあっさり見つかり、船内ランニングをやらせてる俺
惨め。
青い海に青い空…こんなにも綺麗なのに昼寝ができないなんて…
おばちゃん手作りのおいしい野菜定食が食べたかった…
けど、もうとっくに食堂のそれは完売してるだろう。
タッタッタ
硬い床に靴音が響く。
ビュン、ビュン
靴音に別の音が混じった。なんだ?何の音だ?
そう思いながら音に近づいて行った。念のため足音を消していく。
ビュッと何かが空を切り、鋭利な音を立てた。
「ヒィッ‼」
いきなり剣の切っ先が鼻っ柱に向けられた。思わず情けない声が漏れる。鈍く光を反射する剣。しっかり手入れされていることが伺える、美しい刃をしていた。
「なんだお前か」冷めた声が少し上から降ってくる。
「ティカ?」
やる気のなさそうな青い目に、白い髪と肌。間違いなくティカだ。
「んだよお前、忍び足下手過ぎだろ」
バカにしたような口調。やっぱりこいつ嫌いだ‼




