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泉の奥で
うっそうと茂った木々の間を縫うように進めば、チョロチョロと水の沸く泉があった。
「あった!」
ポポはざくざくと落ち葉の絨毯を歩き、その泉に駆け寄った。
「おー、良かったなー!」
ポポをここに連れて来たリンヤはにっこり笑って泉の淵にしゃがんだ。泉は思ったより深い。ところどころに落ち葉が浮かんでいる。木々の間から輝く昼の日差しが水面に反射してキラキラと踊る。
「でもなんでこんな所に連れて来たんだ?」
ポポはそんなに外を出歩くタイプではなかったはずだ。いつもならこの時間、アル姉さんの悪臭漂う医務室で、薬学書でも読んでいる頃だろう。
ポポは少しだけ目線を宙に泳がせた。そしてリンヤをじっと見つめた。
「あのね、夢を・・・夢を視たの。おっきな泉で何かがキラキラ光ってて・・・リンヤが昨日、綺麗な泉を見つけたって言ってたでしょ?だから此処じゃないかなって」
そう言って、ポポは視線を戻した。
キラッ
「あ」
リンヤは、なにかが泉の奥で光った気がした




