表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

3/9

第三話 したくもなかった転生はそれほど悪くもなかった

 というわけで、転生だ。

 本当にふざけた話だ。

 せっかくあの世でのんびりと2Dライフを楽しめると思ったのに。



 だが、生まれ変わった以上仕方がない。

 今度の人生は必ずまっとうしてやるぞ。



 …………

 …………

 …………

 …………でも、なんで俺、知識や情報が頭に残ってんだ?



 普通、転生とかって、前世の記憶がないもんじゃ?

 それどころか、これって…………。



 頭の中に浮かんでくる、いや、胸や腹からこみ上げてくるこれって。

 えーと?



 うーん。



 つまり…………。



 ああ、なるほど。



 これって、神とか言ってたやつの力か。

 しがみついてたもんだから、無理矢理はがされた(つーか、デコピンで飛ばされた感じがしたな)時にちぎれた奴か。

 神とかいうだけあって、切れ端でも相当な力だな。

 おかげで前世の記憶とかがそのままなのか。



 いや、それだけじゃねえな。

 この力なら、総統強力な事ができるぞ。



 って、生まれる時点でそれが使われたらしいな。

 俺の転生先のこの家、この世界じゃかなり上流の地位らしい。

 おまけに爺ちゃん婆ちゃんから両親、親戚一同まで、全部仲良しだわ。

 おまけに資産家で政治的な影響力もある。

 領民っていうのか?

 下々からの信頼もあつい。

 うわ、最高じゃん。



 そしてこんな事が分かる能力。

 すげーな、おい。

 インターネットよりも誰かにつながってるぞ。

 こっちが必要な時に必要な情報を全部検索可能だ。

 こりゃ、神にさからって、わがまま言って正解だったな。



 よーし、この力を使って、人生やり直してやるぞ。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ