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200文字小説集

親切な人(200文字小説)

作者: 日下部良介

 突然の雨に雨宿りをしていると男の人に傘を手渡された。

「えっ?」

 私が呆気にとられていると彼は雨の中に消えていった。


 翌日、私は傘を持って雨宿りをした場所に来た。

 昨日の彼に会えると感じたから。

 会えたら傘を返そう。


 昨日は気付かなかったけど、そこには事故の記事が貼られていた。

 手向けの花も置かれていた。

「これって…」

「君にあげる」

「キャッ」

 昨日の彼だった。

「僕にはもう必要ないから」

 そう言うと彼はスッと消えた。





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― 新着の感想 ―
[一言] 春雨に打たれて 桜花のごとく散る 伊達男 実際いたらすごいかっこいいですが、残念ながら『いた』になってしまった彼は、粋でもやっぱり逃げられちゃいますよね。 そして今日も雨が降っているので…
2015/04/14 19:57 退会済み
管理
[一言] 拝読しました。 いい人でよかったですね。
[良い点] 傘地蔵ですね? 昔は笠だったのに…… 蓑、ご入用ですか?
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