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魔王と勇者に好かれたもの  作者: ヨベ キラセス
一章 平穏と日常に思い馳せたもの
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 しばらくして、マオは名残惜しんではいたけど帰ってしまった。

 下校のチャイムと共に、ユウマ達もいなくなった教室にポツンと立つミサは、校舎を見る。

 町の方へと帰る学生の流れが、今日の終わりを告げるようで。

 今まではそれに何か感じることはなかったはずなのに、先日の事を思うと初めて寂しさを感じてしまう。


『ゴシュジン オムカエ 二 アガリマシタ』


 廊下からの声は、感情のこもらない、時間じかけの機械人形。

 胴は丸く直径だけでミサより少し大きめに、手足は少しゴツめに、頭は取ってつけたように小さな球体の白いロボット。

「...こっちも学校の怪談にならないものかなー」

『シンレイゲンショウ トハ イタズラ サッカク ゲンカク 二ヨル』

「そんなのはいいから」

 長ったらしいことを語りだす前に止める。そう、所詮作ったロボット、求めたのは最低限の常識と『力』のみ。

「『ガボ』、今残ってるタスクは?」

『...ハイ』

 ミサは歩き、その後ろをついていくロボ。

 ミサが信じるのは自分で作ったロボットや機械、AIのみ、だった。

 2つの存在は、静かに夕暮れに溶けて消えていく。

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