電波ジャック回【ユフィーリアの魅力について】
ショウ「皆さんこんにちは、ラジオ☆みらくるヴァラールのお時間です。今回は電波ジャックということで、司会者はいつもとちょっと違います。今宵の司会者はユフィーリアのお嫁さん、アズマ・ショウと」
ハルア「ハルちゃんです!!」
ショウ「ハルア・アナスタシスでお送りいたします」
ハルア「このラジオで出てくるイラストは全部AIだよ!! 苦手な人は注意しようね!! オレとのお約束だよ!!」
ショウ「さらにメタ的な発言が飛び交う恐れがあります。苦手だなと思う方はぜひ、ブラウザバックでお戻りください」
ハルア「ところでショウちゃん、電波ジャックって何やるの!?」
ショウ「ユフィーリアとエドさんに代わって、俺とハルさんでラジオ☆みらくるヴァラールをやるんだ」
ハルア「頑張ろうね!!」
ショウ「ああ」
ハルア「この放送は七魔法王、冥府、購買部、アーリフ連合国の提供でお送りしまっす!!」
ショウ「視聴者の皆様、よろしくお願いいたします」
ショウ「こんにちは、ラジオ☆みらくるヴァラールのお時間です」
ハルア「こんにちは!!」
ショウ「電波ジャックということで、ユフィーリアとエドさんはお休みです。今回の司会者はアズマ・ショウと」
ハルア「ハルア・アナスタシスでお送りします!!」
ショウ「ハルさんはいつも元気だな」
ハルア「まだお昼だからね!!」
ショウ「今日のお昼も美味しかったからな」
ハルア「今日はね!! ノーマンズ・ダイナーでハンバーグを食べたんだよ!!」
ショウ「期間限定の『雪色チーズのハンバーグ』はおススメです。雪のように真っ白なチーズがこんもり乗っていて、トロッと溶けて美味しかったです」
ハルア「また行こうね!!」
ショウ「近いうちにな」
ハルア「ところで今日は電波ジャックをしてどうするの!?」
ショウ「それは今から発表します。こちらです」
電波ジャック放送『ユフィーリアの魅力について』!!
ショウ「ということで、俺の素敵な旦那様であるユフィーリアの魅力を思う存分に語っていきたいと思います」
ハルア「ショウちゃんならやると思った」
ショウ「皆さんはどうやらユフィーリアの魅力にまだ気づけていないご様子なので、俺が一生懸命にプレゼンをしてユフィーリアの魅力を伝えていきます」
ハルア「それってショウちゃん、ユーリを好きになっちゃう人が続出しちゃうんじゃないの?」
ショウ「そしてユフィーリアに好意を寄せた連中は皆殺しにします。俺には父さんがいますので、冥府の台帳をチラ見して容疑者をリストアップした上で夜道を狙います」
ハルア「犯行が着々と計画されてんのよ」
ショウ「ユフィーリアを好きでいていいのは俺だけです」
ハルア「俺もユーリのこと上司とか恩人とかそういう意味合いで好きだけどダメ?」
ショウ「ハルさん除く」
ハルア「許されちゃった」
ショウ「実はだな、この放送回に向けてユフィーリアに土下座で頼み込んで色々なお写真を撮らせてもらったんだ」
ハルア「あー、ユーリってあんまり写真とか好きじゃないもんね」
ショウ「そうなんだ。でもここはユフィーリアのお嫁さんとして、旦那様の素敵で綺麗で可憐な姿をたくさん見たいって思ったんだ」
ハルア「お嫁さんってよりオタクさんって呼んだ方がいいかな」
ショウ「だからユフィーリアに色々な衣装を着てもらって、お写真を撮影しました。ありがとう、ユフィーリア。俺は世界で貴女だけを愛してます」
ハルア「オレは?」
ショウ「友愛はハルさんにあげる」
ハルア「貰っちゃった」
ショウ「それでここに副学院長が撮影に協力してくれた、ユフィーリアのお写真があるんだが」
ハルア「凄えや、7枚もある」
ショウ「まずは1枚目を見ていこう。こちらだ」
ハルア「お、凄え綺麗だね!!」
ショウ「レティシア王国の舞踏会にお招きされた際、ユフィーリアにドレスを提案しただろう? その時に迷って捨てたドレス案をこの際だから仕立ててもらって、ユフィーリアに着てもらったんだ」
ハルア「じゃあこのドレスだったかもしれないって可能性が?」
ショウ「あった。でも正直このドレスじゃなくてよかったなって思っている」
ハルア「これだけお肌が見えちゃうと豚野郎に集られちゃうもんね」
ショウ「ユフィーリアは髪の手入れもお肌の手入れも欠かさず、さらにこの抜群のプロポーションは最高の第一印象を与える。『誰もが振り返る美人』とはまさにこのこと。立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花という言葉は彼女の為にあるんだ」
ハルア「口を開くと残念だけどね」
ショウ「そこがまたギャップだからいいんだ、ハルさん」
ハルア「いいのかなぁ」
ショウ「しかしこれ以上ユフィーリアの綺麗なお写真を出したままにしちゃうと蝿が寄ってくるので伏せます」
ハルア「ユーリのおっぱいにつられた蝿がね」
ショウ「ちなみに全ての衣装代は俺の自費です。ユフィーリアの為ならいくらでもお財布を開く所存」
ハルア「たまには自分で使おう?」
ショウ「さて続いてのお写真はこちらです」
ショウ「水着です!!」
ハルア「あれ、この前の旅行で見たあれとは違う?」
ショウ「可愛い水着を購買部の型録で発見したので思わず購入しました!!」
ハルア「推しに着てもらったってワケ」
ショウ「ああユフィーリア……これぞ真夏の海に舞い降りた女神……」
ハルア「ショウちゃん、戻ってきて?」
ショウ「はッ、大変失礼致しました。それでだな、この可愛い水着を土下座で着てもらうように頼み込んで着てもらったんだ」
ハルア「確かに可愛いね」
ショウ「そうだろう? このお写真は『アタシは全然気にしてませんけど?』みたいな澄まし顔なんだが、このお写真を撮る前に凄く恥ずかしがって撮影の場に出ないユフィーリアを宥めるのが大変だったんだ」
ハルア「ユーリも恥ずかしがるんだね、知らなかったな」
ショウ「そしてこの水着姿を初めて見た時、俺は綺麗な川が見えた」
ハルア「死にかけてるじゃん!!」
ショウ「このようにユフィーリアは可愛い格好もよく似合う美人さんなんだ。どんな格好も似合うとはやはり俺の旦那様は最高だ」
ハルア「ユーリ、この水着を着た時どんな気持ちだったんだろうな」
ショウ「どんどん行きましょう、3枚目!!」
ハルア「あれ、珍しい」
ショウ「メイド服と言えば俺、俺と言えばメイド服なのですが、ユフィーリアにもメイド服を着てもらいました。コスプレの代表格ですね!!」
ハルア「ガーターベルトまでつけちゃって」
ショウ「ちょっと恥ずかしそうにしているのがまたポイントだ」
ハルア「これ着た時、何か言われた?」
ショウ「『こんな馬鹿野郎の生足なんて見て誰が得するんだ』と言われたが完全に俺得です本当にありがとうございますお布施払います」
ハルア「お財布を取り出さないの。本人はここにいないよ」
ショウ「こんなメイドさんにご奉仕されたらさぞ幸せなのだろうな……ユフィーリアは家事上手だし……」
ハルア「特に料理がね。凝ったものも時短料理も色々作るよ」
ショウ「しかもどれも美味しいのに栄養管理がバッチリだから凄い。栄養管理が徹底された食事と言えば味気のしない、もしくはサイケな味がする印象があるのだが栄養価の高くて美味しい料理を2品も3品も用意してくれるんだ」
ハルア「他にも家事は魔法を使って同時進行で終わらせたりね。掃除と洗濯を一緒にやってるのを見たことあるよ」
ショウ「魔法の天才だな」
ハルア「考えたらお腹減ってきたな。今日のおやつ何だろ」
ショウ「ちゃんと3食おやつが保証されているのが嬉しいところ。手作りのおやつもとっても美味しい」
ハルア「あれ、ショウちゃんの喜ぶ顔が見たいからたまに手作りしてるんだよ。ショウちゃんが来る前は誕生日とか行事がなきゃ作らなかったもん」
ショウ「そうなのか?」
ハルア「いい反応をしてくれるから食べさせ甲斐があるんだって」
ショウ「ユフィーリアの手料理ならいくらでも食べるぞ!!」
ハルア「ショウちゃん、次は?」
ショウ「では4枚目だ」
ショウ「スーツを着てもらった。これは露出があまりないからちょっと嬉しそう」
ハルア「先生みたい!!」
ショウ「ユフィーリアは説明が上手いから魔法の先生なんて向いていると思う。懇切丁寧で飽きさせない教え方だからすぐに覚えられる」
ハルア「確かにね!!」
ショウ「他人の機微にも敏感だから、体調不良とかすぐに気づいてくれるんだ。よく他人のことを見ている世界で最も慈愛に満ちた魔女だ」
ハルア「それは時と場合による」
ショウ「そうなのか?」
ハルア「ショウちゃん、ユーリは他人をよく見てるって言ったよね?」
ショウ「ああ」
ハルア「つまりね、記憶力もずば抜けてるんだよね。特に恨みつらみに対する記憶力がね。よく言うでしょ、やられた側は覚えてるって」
ショウ「そうだな」
ハルア「オレら自身は許してもユーリの地雷を踏み抜けば慈悲なんてないよ。徹底的に潰されるね。『やられたら倍返し』精神が根付いてるから」
ショウ「それでこそ我らが魔女様だな。記憶力が優れているということは頭脳明晰の証拠だ」
ハルア「にしても、こうして見ると本当に頭が良さそうに見えるね」
ショウ「実際、ユフィーリアはとても頭がいいんだ。何せ星の数ほど存在する魔法を自由自在に操れるんだから、それなりの知識量も持ち合わせているだろう」
ハルア「物知りだしね。知らないことがあれば教えてくれるよ」
ショウ「博識で説明上手、これぞユフィーリアだ」
ハルア「5枚目いってみよー」
ショウ「それでは5枚目がこちらだ」
ハルア「東洋ドレスだ!!」
ショウ「こちらではそう言うんだな」
ハルア「ショウちゃんのところでは何て言うの?」
ショウ「チャイナドレスって言うんだ。似合うかなと思って着てもらったが、やはり目論見通りに似合っていた。最高、万歳」
ハルア「ショウちゃんがユーリの写真を拝み始めた」
ショウ「色々な国に対しても造詣が深いからな」
ハルア「夏休みを使って旅行しまくってるからね」
ショウ「ビーストウッズに宿泊した時もそうだったが、ユフィーリアはやはり同行者のことを考えて安全性の高いホテルを取るのか?」
ハルア「そうだよ。楽しむところは楽しみたいから、ちゃんとお金をかけるんだって」
ショウ「お金の使い方を分かっている」
ハルア「普段はズボラだけどね。お酒とかに使っちゃうし」
ショウ「そこもまた素敵なギャップではないか。管理してあげたい」
ハルア「ショウちゃんなら向いてそうだけど、ユーリに頼まれたらお金をホイホイあげちゃいそうだから止めた方がいいよ」
ショウ「ユフィーリアが求めているのにどうして渡さないんだ?」
ハルア「世界はユーリを中心に回ってると思っちゃってるから」
ショウ「いつか東洋にも行ってみたいな」
ハルア「行けるよ。どこにだって」
ショウ「そうだな。ユフィーリアと、みんなで一緒に行きたい」
ハルア「うん!!」
ショウ「じゃあ次は6枚目だな」
ショウ「おやすみバージョンだ!!」
ハルア「これ副学院長が撮影したの?」
ショウ「ああ」
ハルア「どうやって?」
ショウ「パジャマを着てもらったんだが、疲労があったようで撮影の最中に寝てしまったんだ。その時に撮らせてもらった寝顔が可愛くて可愛くて」
ハルア「確かに寝ると幼くなるね」
ショウ「普段はcoolでbeautifulなユフィーリアがこんなにcuteな寝顔を見せてくれるなんて、これはもう用務員特権ではないか?」
ハルア「ショウちゃん、発音がいいね」
ショウ「それに悪夢で魘されている時なんかすぐに気づいてくれるんだ。添い寝をしてくれたり」
ハルア「ユーリに頭を撫でられるとすぐに眠くなっちゃう」
ショウ「寝かしつけるのが上手なんだ。包容力の高さがなせる技だな」
ハルア「あれ、次で最後?」
ショウ「もう早いことで残り1枚だ」
ハルア「最後はどんなお写真なの?」
ショウ「ふふふ、とっておきなんだ」
ハルア「パンツ1枚?」
ショウ「そんなもの撮影しない。撮影したとしても見せない」
ハルア「じゃあ何だろ」
ショウ「実は軍服を着てもらったんだ」
ハルア「軍服? 珍しいのをお願いしたね」
ショウ「ユフィーリアと言えば強さが重要だからな。美人で頭も良くて家事上手、魔法の天才にして最強と要素がてんこ盛り。その強さを象徴する為に軍服を着てもらったんだ」
ハルア「ユーリの軍服姿は格好いいだろうね」
ショウ「ああ、あの冷酷な瞳に見つめられたらゾクゾクしちゃったぐらいだ」
ハルア「え、見たい見たい!!」
ショウ「それでは最後の7枚目だ」
ショウ「あびゃあッ!?」
ハルア「軍服……?」
ショウ「ち、ちが、違うんだ、何でこんな、え」
ハルア「ショウちゃん、これは軍服じゃないと思うんだ」
ショウ「そ、それは分かっているのだが、何でバニー服なんて……!?」
ハルア「ショウちゃんが用意したんじゃないの?」
ショウ「ちょ、ちょっと淡い期待をほんの少しだけ抱いて用意してみたりしたのだがあの別に決してここで披露する為に用意した訳じゃなくてでも見てみたいと思ったのも事実であうあうあうあう」
ハルア「あ、裏側に何か書いてある」
ショウ「え?」
ハルア「ユーリの字だね」
ショウ「え!?」
ハルア「『サービスだぞ、感謝しろ』だって」
ショウ「ユフィーリア、貴女って魔女は……!!」
ハルア「本音は?」
ショウ「俺の旦那様、本当に最高ですありがとうございます。こちらの写真は永久保存させていただきます」
ハルア「さてラジオ☆みらくるヴァラールの終了のお時間が来ました!!」
ショウ「ユフィーリアの魅力は十分に伝わったかと思いますが、彼女に好意を寄せた人はもれなく殺します。夜道には気をつけてお過ごしください」
ハルア「ショウちゃんのその過激なユーリ愛、オレは嫌いじゃないよ」
ショウ「それでは視聴者の皆様、お疲れ様でした」
ハルア「まったねー!!」
次回の放送は3月3日です。
話題はグローリア……あれ?
ユフィーリア「グローリアの奴、ドタキャンだとよ」
エドワード「魔法の実験が重なっちゃったんだってぇ。学院長の話題を楽しみにしていた視聴者の子に謝っておいてだってぇ」
ユフィーリア「そうなるとやることねえな」
エドワード「どうするのぉ、ユーリぃ?」
ユフィーリア「仕返しするか」
次回の放送もお楽しみに。