第2回放送【エドワード・ヴォルスラムについて】
ユフィーリア「さて、今回も始まりました。ラジオ☆みらくるヴァラールのお時間です。司会者はヴァラール魔法学院を創立当初から騒がせる問題児、ユフィーリア・エイクトベルと」
エドワード「エドワード・ヴォルスラムでお送りしまぁす」
ユフィーリア「このラジオでは『ヴァラール魔法学院の今日の事件!!』に登場する人物の裏設定や本編では語られない秘密情報、さらに当初の設定まで大暴露しちゃうぞ」
エドワード「メタ的な発言が苦手な方は要注意だよぉ」
ユフィーリア「そして何と、このラジオにはAIイラストが使用されております。『苦手だな』と思う人や『ちょっとイメージと違うかも』なんて言う良い子の視聴者の皆様は、今すぐラジオを消してお布団に潜ろうな」
エドワード「ところでぇ、ユーリぃ」
ユフィーリア「何だよ、エド」
エドワード「どうしてヒロイン枠のショウちゃんじゃなくて俺ちゃんなのぉ?」
ユフィーリア「知ってるか、エド。作者は漫才のような掛け合いがお望みだ」
エドワード「つまりぃ?」
ユフィーリア「本編でも変わらず漫才ノリなアタシらが最適なんだよ」
エドワード「何だかよく分かんないけどぉ、まあいいよぉ」
ユフィーリア「このラジオはヴァラール魔法学院、冥府、ビーストウッズ王国、アーリフ連合国、その他のスポンサーの提供でお送りしております」
エドワード「実際にはユーリがふんだくりましたぁ」
ユフィーリア「言うんじゃねえ」
ユフィーリア「さて、2回目の放送が始まりましたよエドワード君や」
エドワード「ワトソン君みたいに言わないでくれるぅ?」
ユフィーリア「普段より行間を広めでお届けするぜ」
エドワード「前回の第1回がやたら読みにくかったからねぇ」
ユフィーリア「メタ発言的なことを言うとだな、本当に読みにくかったんだよ。だからそのうち校正するとは思う」
エドワード「そのうちねぇ」
ユフィーリア「放送作家の気分が乗れば」
エドワード「こんなクソみたいな放送が第2回を迎えられたのもぉ、前回で視聴者さんから好評をいただいたおかげだよぉ。ありがとうねぇ」
ユフィーリア「それでは気になる第2回の話題はこちら」
第2回放送『エドワード・ヴォルスラムについて』!!
エドワード「わーい、俺ちゃんの話題だねぇ」
ユフィーリア「超興味ねえけど、まあ順番的に言えばお前よな」
エドワード「興味ないって何よぉ」
ユフィーリア「あれ、前回は同じことを言ってませんでしたっけ?」
エドワード「ここでブーメランが帰ってくるのかぁ。自分の過去の発言が恨めしいよぉ」
ユフィーリア「視聴者、エドの情報なんて気になるか? 別に良くない?」
エドワード「そんなことないよねぇ!?」
ユフィーリア「まあ仕方がねえか、ここに台本があるし。はい情報を明かしていくぞ、ドドンとな」
エドワード・ヴォルスラム
年齢:自称31歳
職業:ヴァラール魔法学院用務員副主任
趣味:筋トレ、ランニング
特技:家事全般(特に肉料理)、フレアバーテンディング
特記事項:用務員・問題児の歴史が2番目に長い、ユフィーリアの右腕的存在
ユフィーリア「あー、フレアバーテンディングはアタシが教え込んだ奴か。まだ出来んの?」
エドワード「出来るよぉ」
ユフィーリア「あと視聴者、用務員に役職があるのかと思っただろ。あるんだな、これが」
エドワード「俺ちゃんは副主任だよぉ。ユーリが学院を留守にした際の責任者って立場だよぉ」
ユフィーリア「まあ勤務歴が長いし、年長者だから妥当だよな」
エドワード「ハルちゃんとかアイゼも何ちゃら係ってのがあるからぁ、それは本人たちの回で確認するといいよぉ」
ユフィーリア「さてお前の過去を掘り下げだぞ」
エドワード「掘り下げって言ってもねぇ、俺ちゃんは割と最近に生み出されたからねぇ」
ユフィーリア「そうだな、放送作家の奴が仕事中にぼんやりしながら生み出されたな」
エドワード「俺ちゃんは仕事中のぼんやりで生み出されたのぉ!?」
ユフィーリア「驚くなよ、エド。アタシとおそろっちだぞ」
エドワード「嬉しくなぁい」
ユフィーリア「何だとこの野郎、お前の今日の晩飯は肉に見せかけた大豆ミートとやらにしてやるからな。ショウ坊に聞いた」
エドワード「止めてぇ!! あんなの食べた気がしないよぉ!!」
ユフィーリア「こーの食いしん坊がよぉ」
エドワード「動物性タンパク質を取らないって人はいいかもしれないけどねぇ、その考えを他人にまで押し付けないでほしいんだよねぇ。俺ちゃんはお肉大好き、動物性タンパク質万歳だからさぁ」
ユフィーリア「それは分かるな。お前の趣味嗜好は興味ねえから、アタシの趣味嗜好にも興味を示すな口出すなってな」
エドワード「ご飯はみんなで美味しく食べようねぇ。我慢はよくない」
ユフィーリア「ダイエットしている奴を敵に回すようなことを」
エドワード「それはねぇ、ユーリ。物事には限度ってもんがあるのよぉ」
ユフィーリア「話が脱線してるから戻していい?」
エドワード「はいよぉ」
ユフィーリア「前身はべしょべしょに泣きながら敵を引きつける囮役の狼人間でした」
エドワード「異議あり」
ユフィーリア「却下」
エドワード「俺ちゃんは別に泣いてないからねぇ、怖い怪物に追いかけられれば誰だって泣きながら逃げるじゃんねぇ」
ユフィーリア「ところで狼に変身できるって設定はどこに行ったんだろうな」
エドワード「生かせないから排除したらしいよぉ。あと単純にぃ、放送作家の奴が肉弾戦が出来るキャラがほしかったみたいねぇ」
ユフィーリア「なるほどな、確かに設定モリモリだと生かせねえもんな」
エドワード「設定全部盛り合わせすぎるとキャラを維持するのも大変なんだよぉ」
ユフィーリア「苦労するな、お互い」
エドワード「ユーリの場合はまだマシじゃんねぇ、大抵魔法でどうにかなるんだからねぇ」
ユフィーリア「それはそう」
エドワード「他にはぁ?」
ユフィーリア「じゃあ、エドの他の情報だな。ほいよ」
好きな食べ物:肉料理全般、甘いもの全般
苦手な食べ物:チョコレート(ココアは平気)
性癖:ボンテージ服に鞭を振り回しながら罵られたい、典型的なM属性
行ってみたい場所:東方地域で龍の肉を食べたい
家族構成:父、母、弟、妹
基本的な戦闘スタイル:形なしのステゴロ
最近の筋トレ方法:薪割り
ユフィーリア「薪割りで筋トレしてんのかよ」
エドワード「鍛えられるよぉ」
ユフィーリア「まあ鍛えられそうだよな」
エドワード「ショウちゃんが言うにはねぇ、ボディービルダーってのに挑戦できるんじゃないかってぇ」
ユフィーリア「ああ、何か筋肉を見せる大会だっけ」
エドワード「でも俺ちゃんねぇ、黒光してテカテカしたくないんだよねぇ」
ユフィーリア「あ、質問が来てるな。『どうしたらそんなに身長が伸びますか』だってさ」
エドワード「タンパク質を取って牛乳を飲んでよく寝なさいねぇ。俺ちゃんの場合ねぇ、やみくもに筋トレしようと思ってユーリにぶん殴られたからねぇ」
ユフィーリア「碌な筋肉がないのに筋トレしてもな。だから引っ叩いて止めさせて、まずは筋肉の元になる脂肪を作らせることにしたんだよ」
エドワード「ご飯めちゃくちゃ食べたよぉ」
ユフィーリア「基本的に栄養バランスを考えてたな。子供だからな、大変だったよ」
エドワード「次の質問が来てるねぇ。『獣王国の北の方が出身だと言っていましたが、本当の出身はどこですか?』だってぇ」
ユフィーリア「北の方を移動してたんだよな」
エドワード「暑いのが苦手な種族だったからねぇ。雪の降っている中を移動していたんだよねぇ。俺ちゃんはあったかいところに行きたかったんだけどねぇ」
ユフィーリア「その場合、どうやって移動するんだよお前」
エドワード「馬車の荷台に弟と妹と一緒に積まれてぇ、父さんと母さんが一緒になって馬車を引くって言うねぇ」
ユフィーリア「父ちゃんはともかく、母ちゃんまで強かったのか」
エドワード「そりゃヒグマを倒す人だったからねぇ」
ユフィーリア「またまた質問。『ユフィーリアさんの料理でエドワードさんが1番好きな料理は何ですか?』だって」
エドワード「風船牛のローストビーフ、真珠ワサビと赤ワインソースを添えた奴」
ユフィーリア「準備が面倒だから誕生日にしか用意しない奴な」
エドワード「お肉の調達が大変なのぉ?」
ユフィーリア「いや真珠ワサビの収穫が大変なんだよ。わざわざ海に潜ってるんだからな」
エドワード「わざわざ海にまで潜ってくれてありがとうねぇ」
ユフィーリア「いいってことよ」
エドワード「さあて、俺ちゃんのお写真が届いたよぉ」
ユフィーリア「楽しみだな、どんな凶悪ヅラが拝めるんだろうな。視聴者のみんな、怖がらないでやってくれよ!!」
エドワード「それではこちらぁ」
ユフィーリア「おいお前も澄まし顔してるじゃねえか!!」
エドワード「誰が澄まし顔よぉ、俺ちゃんはワイルド系イケメンでしょうがよぉ!!」
ユフィーリア「うるせえ、十中八九怖がられる強面が何言ってんだ!!」
エドワード「他人の古傷を抉って楽しいのぉ!?」
ユフィーリア「だってここまでイケメンなんて、どうやったんだ整形か?」
エドワード「素ですぅ!!」
ユフィーリア「どーこか素だよ、完全に整形レベルじゃねえか。衣装も変わってるし!!」
エドワード「仕方ないじゃんねえ、迷彩柄の野戦服で行ったらダメ出しされたんだよぉ!!」
ユフィーリア「はー、クソが世の中不公平だな。こんなイケメンが生まれるなんて世も末だよ」
エドワード「何が言いたいのぉ、ユーリ。喧嘩売ってるなら買おうかぁ?」
ユフィーリア「上等だよ表出ろ!!」
エドワード「かかってきなよぉ、クソ魔女が!!」
――ラジオ☆みらくるヴァラール強制終了。
ラジオ☆みらくるヴァラール、次回の放送予定日は2月21日です!
ハルア君の情報をお届けするよ!
ユフィーリア「今回もお疲れ様でした」
エドワード「お疲れ様ぁ」
ユフィーリア「おやすみなさーい」
エドワード「おやすみぃ」