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港町事件簿  作者: 晩白柚
1/6

何事も平凡な日常から始まる

  「佐々木さん、ランチ行きませんか?」


新米刑事の宮本が声をかけてきた。


昨日まで受け持っていた事件がやっとのことで解決したので、今日は久し振りに何事も抱えていない、楽な気分でのランチタイムだ。


  「おう、何にする? お前の好きなのでいいぜ、でも牛丼だけはやめてな、このところ張り込みばっかだったから牛丼はもういいや」


宮本は牛丼好きなので、張り込み中はいつもテイクアウトの牛丼しか買って来ないので、こんなときぐらいは開放してほしい。


  「ラーメンなんてどうです?来々軒の」


交通機動隊の笹川は以前隣の部署で席が近かったので仲が良く、そちらの課長がいないときは俺達と一緒にランチを食べに行っている。今日も俺がオフィスにいるからと声をかけに来た模様だ。

  

  「お、いいね、宮本もそれでいいな?」


来々軒。街一番の老舗で、店主が隠退してもおかしくないご老体だが、昔ながらの醤油ラーメンが絶品で常連が多い店だ。インターネットの食べ物ログでの評価は最悪なので、常連でない観光客などめったに来ない。


  「らっしゃい、お?佐々木ちゃんじゃないの、出前じゃないなんて珍しいね、今日は空から宇宙人でも降ってきそうだね」


来々軒の店主のハーさんは、世界大戦の頃に日本に強制労働で連れて来られて定住している戦争孤児で、育ての親は韓国から慰安婦で来たお婆さんで、百歳を超えているこの街の長老だ。娘はベルギーに住んでいて、UNで仕事をしていて、店に来た客に自慢話をタレ流す。でもタイ人のお嫁さんを貰ってシンガポールに住んでいる息子さんの話はあまり聞いたことがない。


  「ハー爺に言われるとホントに宇宙人が来そうだな、じゃ、俺醤油ラーメンと焼き餃子」


  「私は醤油ラーメンにコーンのトッピング、宮本君は?」


  「じゃ、パイグー麺紅焼肉チャーハンセットで」


  「「いいの?」」


俺と笹川の声がハモった。この店は醤油ラーメン以外はあまり美味しくないと言うのは常連の常識だ。あまりにも中国の現地人の味過ぎて、香りが合わず、味付けや香辛料も日本風の中華とは程遠く、とにかく油濃くて味が濃い。


  「え?やっぱり昼はご飯ですよ」


そういえば宮本君はいつも何かしら中国の味を頼んでいた気がする。


窓の外はランチタイムで食後の休憩をしている会社員たちでいっぱいだ。横断歩道に旅行かばんに座っている観光客が数人と、手に持ったアイドルの名前の応援グッズでコンベンションセンターの大ホールのコンサートを見に行くのだとひと目で分かる姿の女性たちが数人、信号待ちをしている。


  「そういえばね、佐々木ちゃん、海岸通りの西公園のあたりで出るらしいよ、怪物、宇宙人」


  「ハーさん、それ出どころは誰?ただの噂なんだから教えてくれてもいいっすよね?」


  「市場の製麺所の連中ネ、早朝に配達行くと車を持ち上げて歩いてたの見たって、これじゃ怖くて市場行けないよ、ケーサツは市民の安全守るべきね、そうだ佐々木ちゃん、これ蒸し蟹のフカヒレソース、サービスであげるから明日市場行くの付き合って」


やられた、ハーさんはいつもオーダーの聞き間違えで作ってしまった高価料理をサービスで出しては、早朝の市場通いの足に人を使ってくる。折角の休みは家で休んでいたいのに、車のないお年寄りだからと、いつも仕方なく引き受けてしまう。


  「よし、宮本、お前も付き合え」


  「えー?マジっすか?ハーさんは朝早いんですよね、あ、このソースがチャーハンのあんかけに丁度いいですね」

  「せっかくだから笹川君、お前んとこのワンボックス出せ、市民の護衛だ、警備と調査も兼ねて社用車で行こう」


  「え〜私も?この蟹美味しいわね」


なんとかも道連れてやつだ。一緒に食べたバツだ。俺はまだ手も出していないのにもう半分も残っていない。


  「それはありがたい、明日は干し物いっぱい仕入れできるネ、今日はサービスにデザートの杏仁豆腐にライチもつけてあげる」


署に戻ってからは、課長から昨日の館内の通報リストのまとめをやらされた。


  「佐々木、お前今抱えてる事件がないなら宮本と二人でそれ前から順に連絡取って、詳細詰めといて、」


うちの刑事課は年上から順に自分で受け持つ事件を選んで決めるので、若手の宮本はいつも残り物の案件ばかり担当している。たまに大きな件だとチームを組むが、うちの管轄は観光地だ。残り物というほどの数も事件は起こらない。


ここフォーチューンハーバーシティーは陽浜市のチャイナタウンから陽浜駅裏の旧市街地との間にあり、北側は海、昔の港湾施設を外海側に移しながら、都心に近い港湾地域をビジネスとショッピングとエンターテインメントの都市に作り変えた、この国切っての観光地である。


日本一の高さを誇るみなとタワーを始めとした高層ビル群にはIT企業群が入り、タワマンが林立する。その需要が商店街を活気付けているので、高級食材店も衣料店も雑貨店も品揃えが揃っている。東京の銀座麻布丸の内が混在している感じで、しかも海沿いには世界的に著名な建築家の手によるコンベンションセンターやホテル、観光客の大好きな博物館と美術館、海浜公園、国際港ターミナルも陽浜駅から徒歩で行ける距離と何もかもがコンパクトにまとまっている。

海浜公園の西側は広い広場があり、花火大会を催す日には数十万人の人波がよし押せる。


そして隣のチャイナタウンは日本一の集客を誇る観光地で、日本一美味しいという評判店には世界一と名高いシェフたちが集う。

朝の通勤時間にはタワマンからチャイナタウンか高層ビル群までの僅かな距離を、超高級車に乗って超高級茶を飲むか超高級パソコンで仕事をする超高給取り達が渋滞を起こすのが日常だ。


自治会のしっかりしている治安の良いチャイナタウンと、警備員のスタッフが一日中歩き回っているフォーチューンハーバーシティーが俺達佐賀町警察署の管轄だ。治安の良いこの街ではあまり事件など起こらない。


けれども一時ニュースと昼過ぎのバラエティータイムの情報番組を独占したような前科者も結構住んでいる。


数年前に出所してきたプロのスリ師は、キングスモールの屋外公園で定期的に手品師をしていて大人気だ。


出所初日に俺がスリの現場を取り押さえ、屋外公園で公演する魔術師たちとミュージシャン達の前に立たせ、ランチタイムに参観中の会社員に手を挙げさせて、5人ほど前に立たせてスリを実演させて見たところ、観客からおひねりをいっぱい頂戴して、今ではそれを定期公演にして手品師で活躍している。一度のショーで100円玉が百個は入ると喜び、一生スリの技術で悪い事はせずに食っていけると大喜びだ。


その、元スリ師の手品師が出した通報があった。


どうも、他人の食べ物をスリ取る女性3人組がいるらしい。


  「じゃ、課長、これ聴取に行ってきます、宮本?」


俺のいる佐賀町警察署からフォーチューンハーバーまでは電車で2駅、早速交通課に車両支援を取りに行く。


  「あれ?佐々木さん外回り?車出しましょうか?」


パトカーの貸し出しを依頼しようとしたら、暇を持て余した笹川が自分から運転を買って出た。


  「お前来るとミニパトだろ?クラウン貸してくれたほうが楽でいいんだが」


  「だめよ、どうせ遊園地の横に路駐でしょう、覆面パトだけ路駐取締しないと抗議されて嫌なのよ、路駐取締役も大変なのよ」


  「乗って待ってればいいじゃん、どうせ滝川さんに財布スられてあげて、返してもらっておしまいだよ」


滝川さんとは、通報者の手品師の事である。やはり前科者は警察との距離が近い。折角街に戻ってきたんだから、お互い安心して住んで行きたいから、何かにつけては相談に乗るのだ。

ちなみに滝川さんの最近の悩みは婚活だそうだ、旧正月でハーさんの息子さんが帰省したときは、外国人のお嫁さんの貰い方を相談していたものだ。


  「あ、あそこ、いますね、今日の仕事準備をしてるみたいっす」


  「笹川君、どーする?折角アルファードパトカー借りたんだから、路駐できるだろ?」


  「行くに決まってるじゃない、先に降りてね、路肩によせるから」


キングスモールの公園には小公演場があり、螺旋階段があって観客席になっている。

公演場は自由に公演出来るが、他の人の公演の邪魔にならないよう、音を出すものは時間をずらし、左右に分かれて音を出さない公演と同時に行なう。他の人の公演が終わるとそこを交代するスタイルだ。丁度滝川さんの前の魔術師が、火を吹き終わったところだ。


  「滝川さん」


  「あ、これは長崎町の皆さん、お疲れ様です。」


長崎はウチの署長の名前だ。いつもテレビに出ている日本一有名な警察官で、交番巡査から叩き上げで署長になった、ほぼ芸能人な街の有名人だ。佐賀と長崎を間違えたら九州人に怒られてしまう。この設定なら間違えても大丈夫だという作者の意図が見えているのは気のせいだ。


向こうでは魔術師が観客に声を上げながら、こちらを振り返って挨拶している。


  「皆さんどうもありがとうございます」


帽子を持って観客席を回り始める魔術師、名前は覚えていないが、確か放火魔で前科持ちで、他の地方で住めなくて移住してきた人だ。


口から日を吐いて酒瓶の中のロウソクに火を付けるというのが18番で、公演するたびに新しい空き瓶を作るのだと焼酎を1本飲み終わるまでは仕事をできないというのが口癖だ。酔っ払うと自分には火をつけられないものはないとのたまうのが口癖で、とにかく癖が悪い人だ。儲かってるのに使い過ぎで線路の向こうのドヤ街を抜け出せていないしょうもない人だ。


観客が千円札を帽子に入れたので、いきなり空に向けて炎を吐いた。舞台側に安全に吐いているのを見ると、ほおっておいても大丈夫そうだ。


  「嬉しすぎて思わず炎が出ちゃいました〜」


喜んでいる観客の一人が、1万円札を出している。

いきなり足元に炎を出しバク転せながらお尻から炎を出しながら戻ってきた魔術師、鉄腕アトムの真似かな?

うやうやしく両手でお金を受け取り、舞台の中央に戻って縮こまると、全身から炎を吐き出して、また帽子を観客に向けて差し出す魔術師。いつ見ても何故地面が焦げないのか不思議だ。


「勅使河原さんってなんで自分は燃えないんでしょうかね?」


そうだ、笹川のほうが常識がある。やはり地面以前に自分だ、なぜ燃えない?


「たまに舞台でお金もジャンジャン燃やしてますけど、あれもイベント終わったらポケットから出てくるんっすよね」


「あ、それは私ですよ、炎の中のお札を私がスリとって、後で3割取って返してるんですよ」


滝川さんにスれない物などあるのだろうか?業火の中の紙幣をスるとはもはや神業だ。


「どーも、お疲れ様です、景気いいですか?」


「最近はビットコインとかで儲けてる人が多くて若い人が結構沢山入れてくれるんですよ、現金無いから携帯電話でペーしてもらってますよ。」


「滝川さん、その人って財布持ってるの?お金持ってないなら何をスるの?」


「いやね、ケータイスってから驚いてるところをパソコンスるとね? 観客たちもあんなデカイのいつの間にってなるんで盛り上がるんですよ。それを返している間にOTPって言うやつあるじゃないですか、ワンタイムパスワード、あれをスると、もう爆ウケで、下手に財布に手を出してイヤな顔されるよりイベントのスジとしてはよっぽどイイですよ」


今日も平和で何よりだ。いつ会ってもこんな人を野放しにせずに済んで、本当に良かった。良くやった、昔の俺。


  「で、通報いただいた件ですけど」

  「あ、それね? ウチの町って残飯が路上に出ないじゃない、他所だったら多分あの子達も残飯漁ってたと思うんだけどね、舞台やってるとたまに買い物袋を地面においてる観客が買ってきた食べ物をスリ取っていくんだよ、あれは南方系の子たちだね、何か訳ありだと思うよ」


向こうでは勅使河原さんが帽子の中身を取り出し、火をつけている。驚く観客。完成が上がる。でも滝川さんはこちらを向いているので気がついていないようだ。


  「滝川さん、あれ、いいの?」


笹川の声に振り返る滝川さん、驚いて駆け付けていく。

公演がおわり、観客が数人去っていく、観客に挨拶した勅使河原さんがこっちに来た。



  「テッシーさん、今日は詰めてなかったじゃない、どーすんの?」


滝川さんが怒っている。多分失敗したんだろう。


  「以前飲み屋でスれなかっったら全額払うって言ってましたよね?」


そんな契約だったか、どうするんだろうと思っていると、半分焼けた紙幣を出す滝川さん。


  「これ、銀行行ったら半額もらえるからね、1600円は諦めな」

  「良かった、今日も黒霧島が飲める、最近二階堂ばっかだったからな」


喜ぶテッシーさんと滝川さん、喜んでいるのを見ると多分この人残り半分も持っていて、銀行行くんじゃないかな。


舞台の中央へと進んでいく滝川さん。


  「はい、ここに取り出したのはなんの変哲もないただの箱です。」


公演を始める滝川さん、数人の客が舞台に上がっては箱の中から自分の持ち物を持ち帰っていく。


  「次にそちらの方?はい、そこのあなたですよ、刑事さんですよね?」


いきなり俺を呼ぶ滝川さん、嫌な予感がするので、持ち物のチェックをしてみたが、まだ何も取られてはいない。


近付いた俺の耳元に観客に聞こえない程度の声でささやく滝川さん。


  「右肩越しに後ろから2行目、赤い衣服の右に緑の上着、後ろから足元に手が出ますよ」


言われた場所を見てみると、たしかに南方系の女の子が観客の買い物袋からパンを取り出し、袋を開いて食べ始めている。身体の裏に隠して宮本に手で合図をすると、宮本が頷いた。


  「刑事さん、これ、お仕事行くのに忘れちゃだめですよ」


箱を渡してくる滝川さん、箱を開けると手帳に手錠に胃腸薬が入っている。


  「最近ストレスで胃腸薬ですか、お陰様で街が安全ですけどどうもお大事に」


やられた、と思いながら中身をポケットに戻すと、滝川さんがいきなりピンク色のエアガンのアサルトライフルp90と、銀色の357マグナムを出して、聞いてくる。


  「あなたの落とし物はこの金の銃ですか?銀の銃ですか?それともこのふつーの銃ですか?」


上着をめくって右腰のホルスターに挿してあるワルサーp38を見せる滝川さん。


  「いや、俺はリョウでもレンでもルパンでもないから、普通のニューナンブ…」


腰のホルダーに手を当てて確かめると、もうすでにヤられている。予想していたからベルトに固定ピンを付けていたのに、ホルダーごと無くなっている。


  「ちょっと、手品師さん、これは酷いよ、バレたら俺懲戒モノだから…」


滝川さんに近づいて彼の上着をめくると、自分の腰に巻いていたはずのベルトとホルスターが左腰見える。両手におもちゃの銃を持ち上げている彼からベルトを解き、自分につけ直すが、自分の拳銃はそこには入っていない。


  「ダイジョーブですよ、ケージさんの銃は、まだ落とし物にはなっていないですよ」


ワルサーをホルスターから取り出しポケットに入れ、p90を肩に掛け、357マグナムを腰に指しながら、残りの手で俺の上着を指差す滝川さん。その動作を見ると、どう見ても手が3本だ。観客がざわつき始めると、声を上げる滝川さん。


  「では、参加頂いた刑事さんに拍手お願いします、今日のショーは以上になります」


指さされた上着の内ポケットには、本当に警察官用の拳銃が入っている。ホルスターに入れ直し、ストラップの固定ピンをベルトにつけ直し、上着でしっかり隠すと、滝川さんが観客に挨拶しながら、両手に棒の先に付いた帽子を持ち、観客席を回り始めた。


  「ありがとうございます」


千円札が入ると、両手で棒を操作しているのに、もう一本の手が出て来て帽子の中からお札を取り出し内ポケットに移していく。すると観客がどよめき、若いカジュアルなスーツ姿の男性が一万円札を取り出し、渡そうとする。

両手で棒を操作している滝川さんが男性に近付き、恭しく両手でお金を受け取りながら90度のお辞儀をする。


  「どうもありがとうございます!」


どう見てを腕が4本だ。観客席から拍手喝采が湧き上がる。


パンを食べていた女性を見ると、観客席の真ん中あたりの階段に座って両手で成城石井のカンパーニュとスタバのコーヒーカップを持って、フーフーしながら飲んでいる。どう見ても普通にオフィスレディー御用達スタイルのブランチ中である。滝川さんが帽子を近づけるが、何も入れず何も取らず、ただ食べている。


宮本と両側に別れて階段を橋から登りそちらに近づいて行くと、俺の顔を見て階段を降り、キングスモールの反対側の方へと歩き始めるその女性。


そっちは海だ、これなら簡単に捕まえられるだろうと、あまり急がずに距離を詰めると、笹川の車の前を素通りして道路を渡っていく。


  「君、横断歩道を渡りなさい!」


駐車を終え車の前に立っていた笹川が女性に声をかけるが、振り向かずに道を渡ると、軽々とガードレールを飛び越え、海側の柵も飛び越えて海に飛び込む女性。飛び込む瞬間、こちらを向いてはしごを降りる格好になった時に、ふと目があった。


駆け寄る俺達3人、柵の外側を見ると、どこにも彼女の姿は無かった。




















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