プロローグ
ミーンミーンミーン
ジリジリ ジリジリ
鳴り響くセミの鳴き声。
照りつける太陽。
「バーカ!」
「あーほ!」
「お前のかーちゃんデーベーソ!の先っちょにある黒いゴマー!!」
「えーん。えーん。一花のママはデベソの黒いゴマちゃんととってるよー。」
少年達に囲まれすすり泣く5歳の少女が一人・・・。
「やめなっ!」
歳は同じくらい、色素が薄く少し赤毛、ハーフかと思わせるような透き通るように爽やかな顔立ち。
罵声を浴びせ荒くれる少年達をこの一人の少年が止めた・・・。
「お前ら女の子相手にいきがってんじゃねーよ。」
まるで同じくらいの子供とは思えないほどの気強さを少女はこの時感じた。
「なんだ!テメー!カッコつけてんじゃねー!!」
荒くれ少年達は一人の少年に襲いかかった!
すると・・・
ボコッ! バコッ!!
「相手見て喧嘩売れや。」
一人の少年はあっさり荒くれ少年達を返り討ち。
「うわーん!うわーん!ママに言いつけてやるからなー!」
荒くれ少年達はその場を立ち去った。
「・・・あ・・ありがとう・・・。」
「じゃあお礼にキスさせてくれよ・・・。」
「・・・えっ?」
チュ・・・!!
その時!!
どっきゅんぱっ!!!
少女の胸から不思議な音が鳴った!!
「じゃあな!!」
少年はそのまま去っていった・・・。
そして、少女は立ち尽くした・・・。
「いや、爽やかに去っていったけど、何してんの?これおっさんだったら強制わいせつ罪で即被害届だよ?懲役もんだよ?
ていうかどきゅんぱってなんなんだぁあーーーー!!!」
ここからこの物語は始まる・・・!!




