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わたしは旦那さんがよっぽど拗らせた性癖してるんだろーなと信じていました

「ソレイユの事が知りたいって…知ってるのは出掛けてるフェルを除けば、龍姫様ぐらいだ」

「…そうですか…」

がっかりしたように、うなだれるネイ。


「貴族になりたいから、貴族になったソレイユを知りたいってこと?」

「そうなんです」

「ソレイユとあなたは性格が違いすぎるからな…」

カレンバレーは腕を組む。


「世代的にはアリスウルもよく知っているのだが、アリスウルは本気でソレイユと関わりたがらないからな。名前出しただけで怒りかねない」

「そ、そうなんですか」

「いや、凄いんだ。伝説の先輩でね。アリスウルも大概なんだが、ソレイユ知ってる先輩方は、アリスウル見て温いとか言ってたからな」


「ぬ、ぬるいって」

「チャズの拷問よりヤバいことを、日常的にやってたんだ。あの人は。いなくなったあと、みんなが、涙流してお祝いパーティーやったぐらいだぞ。後にも先にもあんな事はない」

「そんな、やばい人が、貴族になれたんですか」


「正直、それはフェルから聞いただけだから、分からないな。どうやってなったか、私も不思議だし」

「…そうですか…」

がっかりしたようなネイ。


「フェルが戻れば聞けばいい」

「…い、いえ、あ、あの」

ガタガタ震えるネイ。

「…ああ。まだトラウマなのか」


「…す、すみません、あれが、ひつような、ことだったのは、りかいして、いるんですが…」

かなり怯えている

「ああ、そうだ。貴族そのものじゃないけれど、貴族の妾として、後継者産んで、今でも仲良くやってる人なら知っているぞ」

「ほ、本当ですか!?」

「後継者の母親だからそれなりの待遇らしいし、そういうのでもいいのか?」

「はい!紹介してください!」

「ヘイルカリ様って言うんだが」

============================================



「あなた、モテるわね」

「これはモテるという範囲なのでしょうか」

子供たちが絡みついてくる。


そして、領主がそれを羨ましそうに見ている

とりあえずしつように胸を揉むのはやめてほしい。


「むう、なんでこんなに大きくなるのでしょう」

ドラゴンハーフとしては珍しい、女の子。


「わたしは特殊です」

「うらやましー」

とりあえずこれでは話ができないので

「あちらで遊んできてください」

「むーむー」子供たちを追い出す。


「あなた、子育ての才能あるわよ」

「正直、ソレイユ様がちゃんとお母さんやれているのが驚きでした」

「まあね、あの人の子供だから」

………


「愛していらしたんですか???」

「なにその疑問形」

ソレイユ様が心外だというように言う。


「それはそれは仲よかったのよ。じゃないと子供7人も作らないわよ」

手紙見てても思ったが、イメージが合わない。


「…母上と、父上はうまくやれていたと思います」

領主

「父上はなんというか、のんびりとした人で。母とは真逆でうまくいっていたようです」


「…うまく…」

脳裏に浮かぶのはソレイユ様のアナーキーな行為ばかり


「なに考えてるかはわかるけど、口には出さないでね」

「そのような配慮を願われる段階で驚きです」

おもわず素で答える。


『だって、旦那の死因は腹上死よ。セッ〇スのやり過ぎで死んだの。流石に泣いたわ』


突然ソレイユ様が念話で話す。息子には聞かれたくないのか


『…それはそんな意外でもないですが、息子さんにそこらへん配慮してあげるのが驚きました。あと泣いたんですか』


『…凄い失礼なこと考えてるわね』


『大変に失礼なことなんですが、私は旦那さんはウ〇コ浴びせられるのが好き、とかの方面なのかと信じていました』


『あなたねぇ…』

苦笑いするソレイユ様。

領主は、突然黙ったあと笑い出した二人をびっくりしたように見ていた。

============================================



「そうね、ちょうどフェルラインがソレイユに会いに行ってるし、ちょうど良いんじゃないかしら」

龍姫がニコニコしながらネイと話す。


ヘイルカリに話を聞きたいとネイがお願いしにいったら、あっさりと許可が出たのだ。


本来ならばフェルラインを通す話なのだが、フェルラインと顔を会わせたくないネイは、思い切っていないうちに直接お願いしにきたのだ。


ところが

「フェルラインが、ソレイユから帰ってきたら一緒に行きなさい」

希望とは真逆の内容だった。




「そらそうだよ。降嫁した人達への連絡なんて、フェルさんしかやってないもん」

比較的ネイと仲の良いカリスナダと相談。


「あの人は色々おかしいからね。私は見たこと無いけど、ヘイルカリとソレイユの二人って、結構ハチャメチャな性格だったらしいし。なんで好き好んで、連絡なんてするんだか」


「ソレイユという方がおかしいのは聞きましたが、ヘイルカリ様もおかしいんですか…?」

「龍族視点ではね。人族からみたらマトモだったのかもよ。ヘイルカリ様は」

なるほど


「まあ、そろそろフェルさんが帰ってくるころだから」

「ううう…怖いです」

震えるネイ。

「早く慣れた方がいいよ。龍族のトラブルに乗り出せるの、フェルさんだけなんだから」

============================================



「長くお邪魔しました」

「もっと長くいればいいのに」

「いえ、龍族の諍いも心配ですし」

「また遊びに来なさいな」

「そうします」


ところで

「この娘さん、離れてもらえませんか?」

「むう、おっぱいエネルギーもらうまで、離れない」

ソレイユ様の娘さんが離れない


「本当にモテるわね。まあ、あそこにいたときに、私も執着したわけだから、当然な気もするけど」

「転移で帰るので、離れてください」

「いーやー。」


「ダメよ。メイテル。フェルがいるところはね、性悪なグズがいっぱいいるところで、あなたみたいなのがいったら、一瞬で五体をバラバラにされて便器に落とされるわよ」


「怖いです。やめるです」

やっと離れてくれる。

まあ、それやったのソレイユ様だけですけどね。


「それでは」

「龍姫様によろしく」


お土産もたんまり持たされた。

転移で、荷物抱えたまま戻ると


「おかえりなさい」

龍姫様がいらっしゃった。


「只今戻りました。こちら、ソレイユからの土産物です」

「あら、美味しそうな果実ね。みなで頂きましょう」

にこにこされる龍姫様


「ソレイユは相変わらず?」

「相変わらず自由でしたが、ちゃんとお母さんされていて驚きました。亡くなった旦那さんも愛しておられたようで」


龍姫様が怪訝そうな顔をして

「あの、ソレイユが?」

「私もそんな顔していました」


「そもそも旦那が死んだの、ソレイユがやらかしたかと思っていたんだけど」

「セッ○スのやり過ぎで死んだそうなので、ある意味そうかと」

「…なにやってるの、ソレイユ…」

龍姫様が遠い目をする。


「十年で7人産んでますからね…仲が良かったのは本当ではないでしょうか」

「子供達は?」

「ソレイユ様に似て自由でした。女の子が一人混じっていましたが、顔がそっくりでしたね」

「あら、会ってみたいわ」

しばらく談笑すると


「そうそう、ネイがヘイルカリに聞きたい事があるそうよ。ついでに一緒に行ってあげて」

「ネイ…ああ、貴族の件ですか」

確かに参考にするならヘイルカリ様の方が良いだろうな。貴族そのものではないけれど。


「分かりました。準備します」

「土産話期待しているわ」

上機嫌に、龍姫様は手をふった。




ネイを呼び出す。


「あ、あの」

「龍姫様から聞いたわ。参考にするならヘイルカリ様の方がいいと私も思うわ。私はヘイルカリ様と話繋げるから、あなたは聞きたいことを聞きなさい」

とりあえず、伝えるべき事を伝える。


「は、はい」

「出発は3日後。聞きたいことを考えて、まとめておいた方が良いわよ」

これでネイは良い。自室に戻りヘイルカリ様とコンタクト。

遠距離会話は相手の都合を考えない一方的なやり方で、マナーとしては良くないのであまりしないが、今回はしたほうがいい。


遠距離会話装置に念を送ると

『…あら、フェル?』

「突然申し訳ありません。ヘイルカリ様」


『どうしたの?手紙貰って喜んでいたのだけれども。返事も書いたのよ。もう届いた?』

「それはまだなのですが、実は後輩が、ヘイルカリ様のお話を聞きたいと言っていまして」


『…私に?』

「貴族になりたいそうです」


『ああ…って、私は貴族じゃないわよ』

「貴族の妾でもそれなりの地位なら良いんじゃないでしょうか?ソレイユ様に話聞いても参考になりませんし」


『あいつはねー。子供産む以外は人殺ししかしてないそうじゃない。よく反乱起こされないもんよ』呆れた声


「3日後にお伺いしようかと」

『歓迎するわ』


これで準備完了。

自室のテーブルを撫でていると

コンコン

ドアをノックされる


「どうぞ」

「し、失礼します」

テネシーだった


「あら、どうしたの?珍しい」

テネシーは、打ち合わせ以外でわざわざ来るなんてしないのに。


「フェル様がいらっしゃらない間に問題がありまして」

「龍族がなにかやらかした?」

チャズがなにか怯えさせたのだろうか?


「いえ、人族の問題です」

青い顔でテネシーが喋る。



「スパイが混ざっていました」

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― 新着の感想 ―
[一言] 意外な……割れ鍋に綴じ蓋とはよく言ったものじゃ…… まぁそういうことも世にはあるよね。 人格……龍格?が柔らかくなるほどに愛は偉大やなぁって。
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