表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/3

むかーしむかし





そうじゃのぉ・・・あれはワシが生を受けて6つのときからのお話じゃ・・・


まぁおぬしの生まれるずーっとずーっと前の話じゃが・・・


まずワシのことについて話そう・・・


ワシら化猫は見た目は普通の猫じゃ・・・


霊感を持った者にはわかってしまうが・・・


因みに、長く生きればワシのように二つ尾が割れるんじゃ・・・


じゃが、他の猫どもと違って妖力を持ち、人語を理解することができるのじゃ


今ワシとおぬしが喋っているのが証拠じゃ


そして化猫一族は様々なところに暮らしておった・・・


人間の家・・・森・・・他にもたくさんあるが・・・


ワシらの場合は森じゃったのじゃが・・・


おお、「ワシら」とはワシの家族のことでのォ・・・


父上と暮らしておったのじゃ・・・


んで、ワシらはひっそり・・・まぁ普通に暮らしておった・・・


妖どもは狐どもとつるんで人間に悪いことをやらかしておったやつが多かったが、ワシらはそんなことはしなかった、いや、興味がなかったからのォ・・・


さっきは「嫌い」と言ったが別に興味がない・・・「恐怖」を持っていたかもしれん・・・


人間にも「巫女」という力を持った人間がいてな・・・


そいつらは妖を滅するんじゃ・・・


じゃから父上はうまく人間にも化けられない幼いワシを外に出るなと禁じていた


化けられないことはなかったが耳や尾、爪、牙を隠すのがうまくできんかったし、できたとしても隠しきれなかった妖力がばれてしまう・・・


「危険」と言われてはいたが、ワシの中の好奇心がその言葉で動き出しての・・・


ついつい外へ出てみたんじゃ


そしてあの女に出会ったんじゃ・・・









ご意見ご指摘お待ちしております・・・

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ