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doll  作者: ヤー
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意味合い

古びた木製の家を前に、私は立っていた。

じっとりとした薄気味悪い森を抜け、土や泥で濁った長い川を渡り、熊と戦い、蛇を退け、民族と戯れた。

数え切れない死線を越えてここにいる私に、この家主はどう思っているのか


「現在、田中様いませーん。」


とおっさん臭い声を裏返して居留守を通している。

腰に据えた剣を引き抜く。


「田中!貴様は聖なる公務をほったらかしに、気味の悪いカラクリ人形なんぞ作りおってぇえええ!!」


思いの丈を叫ぶと、わりかし息は続かなかった。


「いいか!ここを開けなければ破壊する!」


最後の脅し文句は聞こえたらしく、ドアはゆっくりと開いた。


「...わかればよろしい」




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